防弾少年団との恋 (ページ2)

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ごめんねページ2

「なんだって、言われましても。あまりにも日本のファンに失礼なアイドルグループがいるものでして、少しライブに参加された方にどう思っているのか、きいてみようと、...ね。」
防弾少年団に対して文句をいっている、という時点で、気づいた。
アンチだ。
「おきになさらずに。少し退けていただけませんか？」
私は全くものともせずに再び言った。しかし、
「あの、テテっていうやつは、酷いらしいですね。ライブでも、握手会でも。信じられない対応だとか？」
「........」
「特に、神戸でのライブは、やばかったらしいのでは？体調不良だとか、なんだとか？まあ、そこまではいいですよ、しかし、その後の対応はどうですか？あんな、最悪の形でドタキャンになったって言うのに、変顔大会？ふざけるなって感じじゃないっすか？」
「うるさい！黙れ！」
つらつらと文句を言うアンチについにぶちギレた。
「あんたらにテテの何がわかる！？なにもわからないくせに生意気な口をきくな、アンチども！」
突然怒った私に、相手も花も呆然とした。
しかし、どんどん相手の顔は赤くなっていく。
「お...お前にも何がわかるってんだよ!!」
キレた相手に私は突き飛ばされた。
「きゃあああ！」
集まっていたライブの参加者が悲鳴をあげた。
何があったというんだ？
「A！A！しっかりして！」
花が私の肩をしきりに揺らす。
痛いよ、花...
相手は青ざめてわたしの方を向いていた。
はは、ざまあみろ。
しかし、後頭部が痛い。死にそうだ...。
「...しっ....り...て....だい.....ぶ..」
花の声も聞こえなくなってきた。
しかし、
「大丈夫ですよ、今、救急車がくるはずです。」
透き通った声は、しっかり聞こえた。
その声を最後に、私の意識はなくなった。

ああ、あの声、テテに似てたな...
テテ...
わたしね...
テテのこと、守れなかったんだ...
ごめんね、テテ...