14 ページ14
ーyou sideー
ｽﾝﾖﾝ｢前にも１度
‥‥会ったことあるよね｣
｢え‥‥｣
スンヨン君からの思わぬ言葉に
私の脳内は一時停止してしまった
ｽﾝﾖﾝ｢‥‥Aさん？｣
｢はい？｣
ｽﾝﾖﾝ｢大丈夫‥？｣
心配そうに
私の顔を覗き込むスンヨン君
｢あ‥‥ うん。大丈夫｣
どうしよう
ここは正直に言うべきか
それとも他人のフリをするべきか
ｽﾝﾖﾝ｢‥‥｣
落ち着いて考えるのよ
もし本当のことを言ったとしたら
ｽﾝﾖﾝ『やっぱりキミがあの日
いきなり俺の頬にキスした
変態野郎だったのか』
『へっ、変態野郎！？』
ｽﾝﾖﾝ『俺のファーストキス返せ
この変態野郎！！』
『そっ、そんな
許して下さい』
こんなことになったら
大変じゃないか
ｽﾝﾖﾝ｢Aさん？｣
今後仕事が
やり辛くなるのだけは勘弁だ
こうなったら
｢違うよ｣
ｽﾝﾖﾝ｢え‥｣
｢きっと人違いなんじゃないかな｣
ｽﾝﾖﾝ｢‥‥本当に？｣
｢だって私
スンヨン君と会うの昨日が初めてだし｣
ｽﾝﾖﾝ｢‥‥｣
｢それに
こんな顔どこにでも居るでしょ｣
ｽﾝﾖﾝ｢どこにでも‥｣
すると何とも言えない顔で
こちらをマジマジと見つめるスンヨン君
｢なっ、何…？｣
ｽﾝﾖﾝ｢いやぁ‥‥｣
どんどん近づくスンヨン君の顔に
私の心拍数はドクドクと波打った
｢‥‥‥｣
ｽﾝﾖﾝ｢‥‥‥｣
暗闇と言えど
こんなにも近づかれると
動揺するわけで
｢ちょっ‥ スンヨン君｣
ｽﾝﾖﾝ｢そっか｣
｢え‥？｣
ｽﾝﾖﾝ｢人違いか｣
そう言うと
ニカッと微笑むスンヨン君
｢へっ、｣
ｽﾝﾖﾝ｢ごめん
何か知り合いに雰囲気がすごく似てたから
てっきり前にも会ったことあると思って｣
｢あぁ‥｣
すると
ｽﾝﾖﾝ｢そろそろ帰ろうか｣
そう言ってスンヨン君は
ベンチから立ち上がった
｢‥そうだね｣
そこから公園を出ると
ｽﾝﾖﾝ｢Aさん家って
この変？｣
｢うん、その角曲がったとこ｣
ｽﾝﾖﾝ｢もしかして
あのマンション？｣
｢そう｣
ｽﾝﾖﾝ｢本当俺らの宿舎の
めっちゃ近くだね｣
｢そう。めちゃくちゃ近いんだ｣
ｽﾝﾖﾝ｢ってか、これ
徒歩5分以内で行けるじゃん｣
｢確かに
いやね… 会長がその方が
動きやすいだろうからって
あえて近くのマンション契約してくれたみたい｣
ｽﾝﾖﾝ｢へぇ〜｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 408人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スンスン(プロフ) - omcさん» コメントありがとうございます(；；)最近更新出来てなかったんですけど頑張りますね(*^-^*)コメントとても励みになります♪本当にありがとうございます(*^-^*) (2019年12月29日 0時) (
レス) id: 7628bf8481 (このIDを非表示/違反報告)
omc(プロフ) - 更新待ってます！^^ (2019年12月28日 0時) (レス) id: f9ed6aa5ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スンスン | 作成日時：2019年10月4日 19時
