もう一度君の隣で、(緑) (ページ14)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:19,781 hit

14話ページ14

赤side

赤「なぁ、神ちゃん？気づいてんねやろ？」

黄「っえ？しげ何言ってんの？」

赤「俺らの嘘も、自分の病状も、」

橙「俺らの嘘って何？なぁ、しげいい加減にしいや？」

緑「、、しげにはかなわんなぁ…みんなごめんな、嘘ついてもらって」

紫「…神ちゃん」

緑「自分で分かってたよ。前入院した時より病状は悪くなってることぐらい。」

緑「……なぁ教えて？俺の体どうなってんの？、、俺死ぬん？もうみんなと踊られへんの？」

全員『……』

緑「っ教えてやっ！」

黄「っ神ちゃん、覚悟して聞いてな？」

緑「大丈夫……覚悟はとうにできてるよ」

淳太が神ちゃんに病状を説明してくれた。

その間望は泣いていたし、照史、流星、濵ちゃんは嘘をついたことに罪悪感を感じているのか、バツの悪そうな顔をしていた。

神ちゃんは、、、表情を変えることなく真剣に淳太の話を聞いていた。

自分が死ぬかもしれない、と聞いた時も1ミリも表情を変えなかった。

黄「という事やねんけど…ライブ、、どうする？」

緑「俺は、、、出たい。」

青「神ちゃんやったら、そう言うと思ってた。」

緑「流星、、」

橙「俺らもできるだけフォローするで！」

緑「照史も、」

黄「あとは、先生の許可をとるだけやから。」

緑「ありがとう、みんな。」

紫「大丈夫やって、あんま気負いすぎたアカンで」

緑「おん、ごめんなぁ」

桃「言うた先から笑」

緑「あ、つい笑」

俺はわかってる。神ちゃんがやり場のない不安を抱えてることを。

神ちゃん、無理して笑わんといて？