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『俺の事はずっと「小笠原くん」なのにな』




確かに。小笠原くんと出会ってから2年くらい経っているけど、未だに名字で呼んでいる。




「だって小笠原くんは小笠原くんでしょ?」

『はは、何だよそれ』

「ずっとそう呼んでたし、もうそれで慣れちゃった」

『何か珍しいな、Aが知り合って間もないのに人の事、名前で呼ぶの』

「そうかな?」

『後輩の事だって未だに名字にさん付けして呼んでんじゃん』

「それはそうだね。何か祐基くんは話しやすかったから名前でも呼びやすいのかも」

『何だよ、俺は話しやすくなかったって事か?』

「違うよ!そういう訳じゃなくて」

『ははっ分かってるって。冗談だよ』




小笠原くんは多分、今まで私が出会った異性の友達の中で1番仲良くなれた人だと思う。

まあこんな性格だし、男友達なんて殆どいないんだけど。



祐基くんと同じ様に凄く話しやすいし、いつの間にか割と何でも相談出来る相手になっていた。



小笠原くんにはたくさんの友達がいて、私はその中の一人でしかないんだろうけど、私にとっては大切な同期で、大切な友人だ。



恋愛感情とかそういうのは無しで大切だと思える存在って中々ないだろうから、私は周りの人間関係にとても恵まれているんだな、とつくづく思う。




『遅くにごめんな、じゃあまた明日』

「うんまた明日ね」




仕事の話を少ししてから、小笠原くんとの電話はそこで終わった。





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設定タグ:超特急 , 村田祐基 , ユーキ   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - みさん» コメントありがとうございます。たくさんの嬉しいお言葉恐縮です...!完結まで見届けて頂きまして本当にありがとうございました!番外編の方もよろしくお願い致します。 (2019年2月25日 10時) (レス) id: 4f5277fea8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はじめまして、ほぼ毎日ドキドキしながら更新を待ってました!完結お疲れ様でした。ラストに近づくにつれて涙止まらなかったです…。完結してしまって寂しいですが、番外編も書かれるとのことで最後まで楽しみにしています! (2019年2月25日 0時) (レス) id: 47a502277b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まのさん» まのさん、コメントありがとうございます。拙い文章ですが、これからも読んで頂けると嬉しいです! (2018年10月17日 22時) (レス) id: 4f5277fea8 (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - だいすきです…すごく大好きです…!更新楽しみにしています……! (2018年10月17日 20時) (レス) id: 884b859a47 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年9月18日 1時

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