さよなら,どたばた生徒会【stpr】

大喧嘩 ページ37

Aside



｢ふざけんなよっっっ！！！！｣



ｶﾞﾀﾝｯｯ＿＿＿＿!!!



私はその声で目覚めた。



日曜日の朝からこんなシリアスな雰囲気とか
ごめんなんだけどね。


私は慌てて階段を降りた




『何があったんですか』



な)子供組が…喧嘩してるの。


『とめなくていいんですか？』


さ)俺らは止めちゃダメなんだよ。



2人のの目線の先には、涙目の子供組。



…それに、ジェル先輩。


『…そーいうことですか。』


り)なんで…なんで言ってくれなかったんだよ…！

ジェル先輩の肩を掴む莉犬くん

こ)ひどいよ…ジェルくんのばか！！！！

るぅと会長の袖を摘むころん先輩



…ジェル先輩は、ずっと黙ったままだった。


る)ｯちょ、ふたりとも落ち着いてくださいよ…

2人を宥めながらも涙を流するぅと会長。


り)落ち着いてなんかいられないよっ！！！！


そうだよね


わかるよ



私だって苦しかったもん




『莉犬くん、ころん先輩…。』



私が声をかけると、2人は驚いた顔をした


り)…A………。


こ)…ジェルくんのこと、知ってたの？



『…はい。』


私の顔をみて、会長はふっと微笑んだ


る)………言えない理由があったんだな。


『…私から言い出すのも、違うと思って』


こ)……たしかにそうだけど………。


り)でも、すぐに言って欲しかった…！！


ジ)莉犬。Aにあたるのは間違ってる。


り)でも！！！………でも………………。


ぼろぼろと大粒の涙を流す莉犬くん



ジ)本気やから。応援して欲しいねん。


こ)……うん、ｸﾞｽｯ わがっだ…っ。


る)…わかりました。おいで、ころちゃん…



優しくころん先輩を抱きしめるるぅと会長。



2人の涙を見てるだけで胸が苦しい。



でも、それだけじゃない



り)……もういい。



ぷつん、と糸が切れた音がした。



ジ)…………………莉犬



ジェル先輩が莉犬くんの肩を持とうとする



ﾄﾞﾝｯ


莉犬くんがジェル先輩を強く押す


り)さわんなっっっ！！！！！


日曜日の朝にそぐわない、苦しそうな叫び声。


『…莉犬、くん』



り)…………お前なんか、大っ嫌いだ…………！！！


心にも無い言葉。


る)ぁっ、莉犬…！？


ジ)………………


押された反動で床に座り込んだジェル先輩の目には、うっすらと涙が溜まっていた。



走る莉犬くんをるぅと会長以外止める様子もなくて。



莉犬くんは私達の前から姿を消した。

大切だからこそ→←応援するよ、いつだって。

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