どたばた生徒会,りたーんず！【stpr】

きぃくん ページ12

Aside


る)な、んで、その･･･あだ名･･･


『･･･るぅと会長･･･？』


どういうこと？


るぅと会長は、きぃくんと何か関係ある？


る)なんで、その･･･ペンダント･･･

るぅと会長はいちごのペンダントを指差した

『これは、小さい時、きぃくんに･･･』



何かが関係あるということか？

る)A、僕の苗字知ってますか？

は？

『知ってますよ、黄乃でしょ、』

る)･･･まだ気づかないか？

え、るぅと会長の苗字が何よ

黄乃･･･きの、き、きぃ･･･


ﾊｯ


『まさか、きぃくん･･･ですか？』


この街に住んでて、1つ年上。

それに、いちごのペンダント。


ｷﾞｭｳｯ

るぅと会長は私を抱きしめた

る)A･･･ごめん、忘れていた･･･。

あぁ、そういえばそーだった

るぅと会長のハグは、何か安心感があった


きぃくんだったから、なのか。


『会長、今度はもう離れませんから』

る)あぁ･･･。ｸﾞｽｯ

会長泣いてる･･･珍しい


ｷﾞｭｯ

私は会長の背に腕を回した




.




.







『そういえば会長、どうしていちごのペンダントだったんですか？』


る)あー。カギ、付いてただろ？そのペンダント

そう、このペンダントには1つの小さな鍵穴があった

どうしても開けれなかったんだ


『はい。この中に何か入ってますよね』

振るとｶﾗｶﾗという音がする

る)貸して

『はい』

私はペンダントをるぅと会長に渡した





会長の手には王冠のフレームが付いたカギ



ｶﾁｯ


る)よかった。開いた。はい

そう言って会長は私にペンダントを返却


ﾊﾟｶｯ


私はペンダントを開けた


ｶﾗﾝ


すると、小さなモノが落ちた


『･･･これ、ゆびわ･･･？』


今のサイズにちょうどいい指輪。


る)忘れたのか？僕はAの名前こそ忘れていたが、この約束は覚えていたぞ


『･･･？』


記憶からすっかり抜けていた


ｷﾞｼｯ

るぅと会長が私に近づいてきて


耳元で囁いた


る)大きくなったら結婚するって約束(ﾎﾞｿｯ


その言葉で記憶がフラッシュバックされた

(((大きくなったら僕と結婚しようね

(((僕は君をとわに愛することをちかいます


ﾎﾞｯ

私は顔が熱くなった


そうだ、すっかり忘れてた。


当時、結婚式ごっことかしててふいにされた





.





.






私のファーストキス、きぃくんだ。

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