あなたと私と見習いと。【鶴丸国永】 (ページ32)

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２９話残る者ページ32

目を覚まさない刀剣は全員粟田部屋に運び、それ以外の刀剣は粟田部屋の廊下に戦闘準備をして、集まった。

貴方「現在戦闘不能刀剣、一期一振、不動行光、太鼓鐘貞宗、蜂須賀虎徹、長曽祢虎徹、宗三左文字、山姥切国広、大倶利伽羅、千子村正、明石国行、膝丸、数珠丸恒次、次郎太刀。残る者は今から言うことをよく聞いて行動してください。

まず、石切丸、骨喰藤四郎、鯰尾藤四郎は戦闘不能刀剣の様子見をお願いします。

なお、戦闘不能刀剣達の周りに結界を貼ります。

外から中に入れるものは重傷の者のみ。逆に中から外に出られるのは軽傷以下のものです。

これは刀剣男子に限ったことではないです。検非違使でも、歴史修正主義者でも変わりません。

そのため、三日月宗近、鶴丸国永は結界の周りの見張りをお願いします。

残りの刀剣は私が鈴を2回鳴らしたら各自バラけて戦闘態勢に入ってください。1度鳴らしたら集まってください。

私が鈴を鳴らすまで指示を待っていてください。

そして、郁人が決して結界に触れないようにしてください。」

全員が頷いた。

貴方「光忠、薬研藤四郎は私と来てください。」

光忠「もちろん。」

薬研「わかったぜ。」

2人を連れてその場を離れようと背を向けると、鶴丸が私を呼んだ。

鶴丸「無茶するなよ！乃華龍！！」

貴方「ええ！鶴丸も無茶しないでね！！あとは任せたわ！」

鶴丸「ああ！光坊、薬研！乃華龍を頼むぞ！」

光忠/薬研「任せて！/任せろ！」

そして、私達は郁人を捜索に出た。