あなたと私と見習いと。【鶴丸国永】 (ページ31)

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２８話政府の狐ページ31

貴方「こんのすけ！」

私が呼べばこんのすけが姿を現した。

こんのすけ「何でしょうか審神者様。」

貴方「異常事態が起きてるわ。」

こんのすけ「たしかに嫌な気が漂っています。」

貴方「郁人のお世話をしていた刀剣が次々に闇堕ちしかけた。そして現在。今までの間でまだお世話係になっていないものが夢に魘されたまま目を覚まさなくなっているわ。」

こんのすけ「っ……!そんなこと…」

貴方「ない……なんてことないでしょう。現に起きているんだから。」

こんのすけ「本当に前例がないんです！」

貴方「………郁人の情報…郁人の情報って持ってる？」

こんのすけ「…?ありますけど…………」

貴方「……読み上げて。」

こんのすけ「見習い名郁人年齢9つ性別男………以上です。」

貴方「それ以外ないの？」

こんのすけ「……ないみたいです。誕生日、出身地など何もわかりません。」

貴方「それって……」

こんのすけ「こんなこと初めてです。ほかの見習いはもっと様々な情報がありますから。」

貴方「わかった。とりあえず行っていいわ。ありがとう。また何かあったらすぐ呼ぶわ。」

こんのすけ「分かりました。失礼します。」

ぽんっとこんのすけは姿を消した。