関西の七人組の短編集２ (ページ29)

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濱子は見た【CP：赤青、黄←紫要素あり/執事WEST/紫目線】ページ29

あー淳太はお嬢様のお迎えに行ってて屋敷にいない。
早く帰ってこんかなー。
重岡「藤子ー！」
藤子「なーに？」
アホ執事こと重岡に声をかけられ振り向く藤子。
なんだかんだで藤子も重岡のことが好きなのよね…恋愛感情かどうかは私にはわからんけど。
重岡「チューしよ！」
藤子「さっきしたでしょ」
したんや…。
重岡「じゃあ今日の夜、一緒に寝よ！」
藤子「嫌」
ズバッと断る藤子、まぁ当たり前やな。
重岡「えー何で？」
藤子「だって、本当に一緒に寝るだけなん？」
ん？なんか嫌な予感がする。
重岡「藤子が嫌がる事はせんから」
藤子「…じゃあ、私が嫌がってないって言ったら？」
重岡「…！！ええの？」
藤子「なんて冗だ」
！！
重岡が藤子を引き寄せて。
重岡「ホンマは今すぐにでも抱きたいんやけど」
メッチャ雄の表情やん！！
てか、この男はホンマに重岡？いつものアホさが全くないんやけど！
藤子「…わかった、今日の夜、一緒に寝よ…色んな意味で」
重岡に見とれててポカンとしてた藤子が妖艶に笑って言った。
重岡「ヤッター！！」
藤子「フフッ」
嬉しそうに両手を上げるいつものアホ全開の重岡と妖艶な笑みじゃなく純粋な笑顔の藤子。
二人はそのまま別々の仕事を始める。
濱子「これ誰にも言ったらアカンやつやな…」
その晩、私は二人…重岡と藤子が気になって一睡もできなかった。
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久しぶりの執事WEST楽しかったです。
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