関西の七人組の短編集２ (ページ23)

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チェチェ・チェック・ワンツー!【CP：緑赤/元ネタ：ボカロ/学パロ】ページ23

赤…真面目だけが取り柄の学生。
緑…先生。今回の被害者。
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ねぇ先生。
真面目だけが取り柄の俺が、１７回目の夏、初めて恋をした。
ねぇ先生。
先生の低い声が大好きで、こっそりmp3に録り溜めたんや。
俺は可笑しくなったのかな？
インターネットで落としたAudacity。
切って切って貼って貼ったら「俺への愛を囁く先生.mp3」の出来上がり。
脳内妄想シミュレーション、甘く囁いて。
「重岡、好きやで…愛してる」
「可愛い…もっと声を聞かせてや重岡」
ずっとずっと聞いていたい、禁断症状どうしよう。
「再生！再生！」
リピートが止まらんよ。
＊＊＊＊＊
ねぇ先生。
俺はズル休みなんかせんよ？授業はしっかり聞いてるで？
ねぇ先生。
手のかからない子は嫌いなん？放っておいて大丈夫って思ってるん？
俺はもう嫌やで、スクールカーストぶっちぎってる問題児の困らせたがりのアイツにつきっきり。
俺の事なんか見てくれん、品行方正は損ばかりやな！
振り向いてくれんなんて、ねぇ先生。
アイツばかりに叱ってないで。
「あっ…ええ事を思いついた」
昼休み、こっそり忍び込んだ放送室。
これから悪い事をしよう、そしたら神山先生は俺を見てくれる。
「校内放送っと…」
ホンマは誰にも聞かせたくないけど、俺の先生ってわからせたいから。
「再生！」
特別に聞かせてあげる…「俺への愛を囁く先生.mp3」。
「早く俺を叱りに来てや…神山先生」
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この後どうなったか…とにかく緑がかわいそうです。