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自分で書いていながら意味不明になってしまった。
ここまで読んでくださった方、この話は飛ばしてもOKです。
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黒トリガー奪還任務の次の日の朝。
妙にリアルで気分が悪くなる夢を見てしまい、目覚めが悪い。耳鳴りと頭痛がして、学校に行く気が起きない。
のろのろとベッドから這い出て、制服に着替える。そして、時間割を見て、教科書などを詰めていく。カバンを持って、静かに家の鍵を掛けた。
教室へ入り、自分の席に着く。机の中を確認すると、進路希望調査書やら三者面談などの書類が溜まっていた。遠征でいなかった為、課題なとのプリントも大量に入れられていた。
遠征期間は公欠扱いだが、授業は進んでいく。この中に親しい人はおらず、ノートなどを見せてくれる物好きないない。だから、遠征後は勉強がいつもより大変になる。
(出水に頼むか…)
大抵、出水に見せてもらっている。彼も授業は受けていないが、汚い字で書かれた米屋のノートやクラスの男子に見せてもらっているらしい。
昼休みになって、早速、コンビニ袋を片手に隣のクラスへ向かう。ガラス窓から中を覗くと、出水と米屋がいた。それに米屋がいち早く気付いて、「A!一緒に食おうぜ」と、手招いた。
がたがたと、椅子を近づけて、座る。
「出水、ノート見せて」
出水「やだ」
「…コロッケ買うから」
出水はしばらく考え込んだが、再び嫌だと言う。いつもはコロッケで手を打ってくれるのに。ミカンか?ミカンが良いのか?それともエビフライ?
出水「お前、俺ら以外に知り合い作れよ。俺だって、ノート見せてもらうな大変なんだから」
「…無理。コロッケとミカンあげる。それに次のテスト、ヤマ教える」
出水「よし、のった」
米屋「結局、教えんのかよ」
出水「うるせェよ」
この二人のやりとりは見ていて楽しい。それになんやかんや言って、良い奴らだかりなのだ。ボーダーに悪い人なんて、そうそういない。私以外は。
次の日。
私はまた、同じを夢を見た。
吐き気がする程、見たくないものだった。
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ゆう - 続き気になるー!本当に面白いです!できれば更新していただきたい。 (3月17日 19時) (レス) @page29 id: 619c9e8827 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - ここで終わるのはもったいない…続き、気長に待ってますから (8月11日 14時) (レス) @page29 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
Doll(プロフ) - 嫌だ! (2018年12月21日 14時) (レス) id: 637c8a3b3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋イノラ猫 | 作成日時:2018年9月2日 0時