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A｢いや、違うんです！この前、朝早くに挨拶してくださったじゃないですか、あの時私の家の隣から出てくる瞬間が見えて…｣
｢あー、そういえば！そうやったんですね、すみません！ところで、お名前はなんて言うんですか？｣
A｢福山Aと申します｣
｢Aさん！僕は丸山っていいます。よろしくお願いします｣
丸山さん。柑橘系の匂いがする丸山さんって覚えておこう。
結局、丸山さんは家にあがるのは申し訳ないから大丈夫です、ありがとうと言って、友達の家に泊まりに行った。
それにしても名前呼びはびっくり。漫画の中の高校生とかなら分かるけど、現実世界で、しかも結構な大人なのにさらっと言えちゃうのはすごい。
今までの私の中での現実世界というのが、お隣の丸山さんのおかげで少しずつ変わりつつある。
─────────
定時に上がることができたある日の夜。
今夜はゆっくりできるな〜と思っていつもより少し豪華な夕食を作っていた。
ピンポーン
A｢ん？こんな時間に誰だろう…｣
インターホンを覗いてみると、
A｢え、丸山さん！？｣
びっくりしたけどとりあえず通話を押した。
丸｢こんばんは〜！この前助けてくれたのにお礼してなかったなぁって思って！｣
A｢え？お礼とかそんな大したことしてないですよ！｣
丸｢ええんです！あの開けてくれませんか？｣
えぇ〜、開けたら絶対貰っちゃうじゃん…
でもそのままにしておくわけにもいかないので、玄関に行って鍵を回す。
丸山｢この前はありがとうございました！ほんま、あの時Aさんが声掛けてくれへんかったら干からびてたわ！｣
A｢いや、私は何も…｣
丸｢んーん、とにかくな、これ受け取ってください！僕からの気持ちや思って！…てか、めっちゃええ匂いしますね！揚げ物してはります？｣
A｢あ、はい。今日は時間があったので唐揚げ作ろうと思って…｣
結局流されるままに受け取ってしまった。でも申し訳ないし……あっ、そうだ。
A｢丸山さん、唐揚げちょっと貰ってくれませんか？多く作っちゃったので…｣
丸｢ほんまですか！？丁度お腹空いてたんです〜、有難く頂戴したいです！｣
A｢じゃあちょっと待っててくださいね｣
良かった、これで少し気持ちが軽くなった。タッパに唐揚げを入れて、丸山さんに渡すと嬉しそうに隣の家に帰って行った。
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ぽむ(プロフ) - いちごみるくさん» はじめまして。読んでくださってありがとうございます！今はまだ辛いですが、いつか素直に応援できるように一緒に頑張っていきましょうね…！更新も頑張ります、ありがとうございます！ (2018年4月16日 22時) (
レス) id: 464cd703f6 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - 初コメ失礼します。いつも愛読しています。すばるくんのことについてとても共感しました。残念ではありますが、私もゆっくり落ち着いて応援したいです。更新待ってます (2018年4月16日 1時) (レス) id: e09bd4efd2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - まるあゆさん» ありがとうございます！頑張りますね^^ (2018年4月4日 7時) (レス) id: 464cd703f6 (このIDを非表示/違反報告)
まるあゆ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年4月4日 1時) (レス) id: 6066c8730d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポム | 作成日時：2018年4月1日 16時
