７話# 訳わかんないし ページ9
〜Aside〜
豪炎寺くんって変わってる。
平然としながらくず餅を食べさせてくるし。
何なんだろう、まったく。
くず餅を食べ終わり、あたしは立ち上がった。
A「あたし、もう帰るから。おじさんが何か言ってたら“もう帰った”って言っといてくれる？」
豪炎寺「分かった」
A「ありがと。じゃあね」
豪炎寺「ああ」
制服を翻し、あたしは豪炎寺くんに背を向け、歩き出す。
ホント変な人。
ってか、おじさんは彼がサッカー部をやめたって言ってたな。
何でやめたんだろう。
木戸川の校門を出ようとすると、不意に呼び止められた。
女子１「ちょっと！」
A「？」
目の前に立ちはだかる女子達。
みんな恐ろしい顔をしてる。
でも、あたしは怖くなんかない。
怖いのは、男子だけだ。
女子１「あんた、ウチの学校の生徒じゃないわよね？」
A「違いますけど」
女子２「修也に近づいて、どういうつもり？」
A「修也？」
意味分かんない。
A「修也って誰？」
女子１「はぁ？何とぼけてんのよ」
女子３「さっきまで一緒にいたじゃない」
A「え？...ああ、豪炎寺くんのことですか？」
女子４「そうよ。あんなに近づいて、あーんとかして、何のつもりなのよ！！」
A「"あーん"？」
女子３「とぼけないで！！」
いや、とぼけてはいないけど。
A「...あれは、向こうからしてきたんですけど？」
女子１「うるさいっ！調子に乗ってんじゃないわよ！！」
女子２「言っておくけど、あんたよりウチらの方がずっと修也と仲いいんだから」
A「...そりゃあそうじゃないですか？」
女子２「は？」
A「だって、名前で呼び合ってるんですよね？当然仲いいってことでしょう？」
女子２「なっ！？」
A「そんなに仲がいいなら、豪炎寺くんに食べさせてもらえばいいじゃないですか」
女子「っ！？」
A「じゃ、自分は眠いんで帰ります」
アホづらをした女子達に軽く手を振り、あたしは家路へとついた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ななっち(プロフ) - ウミガメさん» ありがとうございます！！＾＾ (2013年9月27日 18時) (
レス) id: fc50ddc8e6 (このIDを非表示/違反報告)
ウミガメ - 4作目!!これからも応援してます!!! (2013年9月27日 17時) (レス) id: d64eff270b (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - まみさん» ありがとうございますね^v^ (2013年4月20日 14時) (レス) id: 5559c45b6c (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - まみさん» ありがとうございます！でも忙しい時は、無理しなくていいですよ！ (2013年4月20日 9時) (レス) id: c6ba29811f (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - まみさん» それほど悪くないですよ〜 ８７点なんて、あと３点で９０点じゃないですか...まあ、頑張れえ！！ (2013年4月15日 22時) (レス) id: 5559c45b6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななっち
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/trhthe/
作成日時：2013年3月10日 21時
