佐野真一郎【東京卍リベンジャーズ】

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2002年、冬。
真一郎と付き合って今日で5年。



『真一郎、遅いなぁ』



5周年を祝うために色々とデートプランを考えたが、真一郎に今年は俺に任せてくれないかと頼まれてしまった。そう言われたら素直に頷くしかない。



真「A！！」
『………おそい』
真「ごめん、えっと」
『……行こ、今日楽しみにしてたんだよ』
真「！！…おう」



まず初めに向かったのは映画館。私がずっと見たいと思っていたホラー映画のチケットを真一郎が2枚持っていた。



『それ、いつの間に？』
真「Aは…ホラー映画好きだろ？これも絶対興味あると思ってて」
『うん、当たり。でも真一郎ホラーダメじゃん』
真「だ、ダメじゃねーし。よゆーだし」
『え〜ほんとに？』



映画館でデートはよくあると思うけど、デートでホラー映画って。でも私たちらしいな。ホラー苦手なくせして私のためにチケットまでとっちゃって。



『真一郎』
真「ん？」
『好き』
真「！？な、急にどうしたんだよ」
『へへ、言いたくなって』
真「なんだそれ」
『ほら行くぞ〜ホラーが私を呼んでる』
真「何言ってんだよ」



そういえば、真一郎からはぜんっぜん好きとか言ってくれないよなあ。……来年の今日は絶対真一郎から好きって言ってもらおう。




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