第三十四話_逢い引き(二) ページ35
貴方side
……なんでこうなった
童「Aちゃん〜!次は彼処の呉服屋に行こう!」
『ええ……あの、でもその前に少し休まない?』
童「ああ!そうだね!じゃあ甘味処にでも行こうか!」
童磨の両手には買い物袋でいっぱいだ
……全部私宛なんだとか……買いすぎでしょう
店を見て回るのはいい、退屈じゃないから
でも、この男、童磨と一緒に回るのは疲れる
少しでも興味を持つとすぐにお店に入るし、たまに「あの女の子美味しそうじゃない?」と聞いてくる
全く……人間らしくしてって言ったのに
誰かに聞かれたらどうするのよ
童「ここの甘味処でいっか!繁盛してるみたいだし!」
『あら、ここは…』
童「知ってるのかい?」
『ええ、まあ…』
童磨と入った甘味処、そこは炭治郎たちと一緒に行った甘味処と同じ名前のお店だった
……そろそろ任務復帰できる頃よね?
炭治郎の刀は少し破損していたけど…
……刀??
ああ、そうか
玉壺の掴んだ情報は、刀鍛冶がいる場所じゃないのかしら
まあ確かに、鬼を殺すのに必要不可欠な日輪刀を作っている場所を叩けば、相当な打撃を受けるだろうし…
それにしても、そんなに無惨から認められたいの?あんなのに認められても、嬉しくなんかないわ
童「Aちゃん?どうしたんだい?」
『……いえ、少し考え事をしていまして』
童「考えている時の顔も可愛いね!」
『………何か頼みます?せっかくお店に入ったんですから』
童「あれれ、無視かい?Aちゃんは猗窩座殿みたいな対応しないでおくれよ?うーん、食べても味がしないだろうから、何でもいいや!」
『そうですか、じゃあ適当に頼みますね』
_______
善逸side
禰豆子ちゃんに何か買おうと思ったのはいいものの、あまりいい物が見つからない
簪とかは…その……おっ、贈ってもいいけど!?
炭治郎にまたあの顔(道端で女の子に結婚してくれと懇願していた時の顔)をされたら、たまったもんじゃない
……ん?あれ、ここさっきの甘味処じゃん
なんだあ、もう一周しちゃったのか
このまま帰るのもなんかあれだし、何か食べてこ
そういや、禰豆子ちゃんって甘味食べるのかな?
いいのあったら買ってってあげよ!
_______
やべ、逢い引き編長い
157人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやみん - 童磨最高!!!!逢引ありがとうございます (2020年5月13日 11時) (レス) id: ac50c68a33 (このIDを非表示/違反報告)
さいころ(プロフ) - リモルさん» ありがとうございます!(; ;) (2020年5月11日 0時) (レス) id: 60cbf0898d (このIDを非表示/違反報告)
リモル(プロフ) - 更新頑張ってください!応援してます! (2020年5月10日 21時) (レス) id: b2aae06043 (このIDを非表示/違反報告)
さいころ(プロフ) - えぬいーさん» わわわ嬉しいですうううありがとうございます!頑張れます!! (2020年5月2日 20時) (レス) id: 60cbf0898d (このIDを非表示/違反報告)
えぬいー - こういう小説待ってました!更新めっっっっちゃ楽しみに待ってますね!!頑張って下さい! (2020年5月2日 14時) (レス) id: e659538054 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さいころすてーき | 作成日時:2020年3月27日 1時