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康二side
康二「...............」
照「樹..........」
樹「っ..........」
樹は泣きながら過去の事件を話す。
知らなかった.....樹がこんなに落ち詰められていたって.....
樹「もう能力者なく普通に男性になりたかったっ普通だったらこんなに苦しまなかった.....」
照「樹の気持ちはわかる、俺も初め聞いた時は怖かった」
樹「岩本さん.....」
照「優吾が魔獣になったあの日.....俺は部屋で泣いた、恐怖で恐怖で.....」
樹「っ..........」
いつも強気の照にぃが泣いたことがあったの。
やはり岩本さんも魔獣になるのが恐怖か。
照「樹.....もうこんなことしないでｳｲﾝｸﾞに帰ってきて」
樹「岩本さん」
照「ｱﾐﾅｽは間違えている、薬なんかで解放できない」
康二「そうです、皆、樹さんを帰ってくるの待っています」
樹「...............」
福岡の戦いで思った。
ｱﾐﾅｽは可笑しい、能力者を解放できるはずがない。
康二「樹さん、工場の脱出の時、俺を助けてくれたよな」
樹「それがどうしたですか」
康二「あの時.....樹がいなかったら俺はめめと同じことになっていた、樹がいたから俺は助かってここにいる」
樹「っ..........」
樹は康二の言葉で少しずつ揺れ動く。
樹は戸惑いの顔をしながら照と康二を見つめる。
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作者名：ななみ | 作成日時：2022年5月24日 10時
