9章 罠に落ちる ページ2
.
康二side
蓮「嫌だ.....俺を消さないでっ」
康二「めめ?」
全体が真っ暗な空間に俺は立っていた。
ここは何処だろう?でもどこからめめの苦しそうな声が聞こえる。
蓮「怖い.....自分が怖いっ」
康二「どうしためめ!!そこにいるの!?」
蓮「辛いっ寂しいっ俺はいつも1人だよっ」
康二「めめ..........?」
蓮「家族も友達も皆.....俺の能力に怖がって相手してくれなかったっ」
康二「えっ..........」
蓮「俺はいつも1人.....俺は化物なんだっ」
真っ暗の空間の中にめめの声は聞こえる。
しかし声は聞こえても姿は全く見えなかった。
暗闇の中めめは悲しい声で自分のことを話し出す。
めめは俺がいることに気づいてなかった。
俺はただめめの悲しい過去を聞くことしかできなかった。
蓮「お願い消さないでっ飲み込まないでっ!!俺は.....」
康二「めめ!!そこにいるの!?めめ!!」
蓮「俺は.....」
ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘﾘ!!
康二「わっ!!!?」
ｶﾁｯ!!
康二「ゆっ夢か?」
翔太「おはよう康二、もう体は大丈夫」
康二「しょっぴー?おはようございます.....」
翔太「どうした康二、凄い汗をかいているよ」
康二「.....本当だ」
翔太「顔を洗いに行ったら?」
康二「わかりました」
なんか怖い夢を見た気がする。
額には凄い汗をかいていることに気づき洗面所に洗いに行く。
怪我は完治し前のように動けるようになった。
１つだけ除けば.....
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 93人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななみ | 作成日時：2022年4月28日 20時
