春の海が呼んでいる～残酷だが世界一美しい恋愛～【黒】 (ページ3)

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初恋の彼ページ3

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しばらく花壇に咲いている花を見つめていた。

すると遠くから男性の声が聞こえてきた。

向井「めめ！！」

目黒「.....！！」

向井「めめおはようー！！」

≪ギュッ！！≫

目黒「おっおはようございます.....」

俺の前に１人の男性がやってきた。

その男性は黒の本に載っていた男性の写真と一緒だった。

今日、俺とこの人でお祭りに行くんだ。

向井「めめ、俺のことわかる？」

目黒「えっとー...向井康二ですよね」

向井「そうよー！！フルネームなく康二で呼んでいいのよ！！」

目黒「こっ康二.....？」

康二という人物に抱き着かれた。

だけどこの暖かさと安心感が心の底から感じる。

康二はいつもこんな感じで抱きつき話をするんだ。

向井「なあめめ！！これから朝宮公園で春のお祭りがあるから遊びに行こうー！！」

目黒「うん.....」

向井「朝宮公園の場所わからんやろう？」

≪ギュッ.....≫

向井「朝宮公園の桜がむっちゃ綺麗から一緒に見よう！！」

≪ドキン...≫

目黒「うっうん...！！」

康二の笑顔がとても眩しく輝いて見えた。

その瞬間俺の胸が高く鳴りあがり、心臓が熱く弾けそう勢いを感じた。

今、自分に何が起きたのかわからなかった。

向井「こんなええ天気に桜を見れて嬉しいな！！」

目黒「そうですね、桜も綺麗に見れると思いますよ」

向井「敬語で話さへんだよー」

目黒「えっ敬語じゃいけませんか」

向井「それじゃ堅苦しく感じやがな、タメ語で話していいのよ」

目黒「すっすみません」

向井「それよー敬語じゃなくタメ語やで」

目黒「えっとー...ごめん」

向井「あははっ！！緊張せんでええのよ！！もっとリラックスしぃ！！」

目黒「はい！！」

心から安心して話せる人。

記憶が無くなっても俺のこと理解し話せ合える。

俺は康二のこと好きなのか？

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