花の香 ページ2
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〜図書館〜
目黒「図書館.....ここ.....よね」
本に書かれている図書館へ無事にたどり着いた。
今日は久しぶりの晴天らしく青空と白い雲が広がっている。
目の前に花壇があり、花が沢山咲いている。
花の色とりどりが美しく見えて心を落ち着かせていく。
俺は暫く花壇の花を見ていたら。
藤ヶ谷「あれ？目黒くんおはよう」
目黒「えっ.....？」
入口近くで立って待っていたら綺麗な顔をした男性から挨拶された。
けどこの人は写真と名前が書かれてなく誰なのかわからなくなった。
でもこの人から優しい感じと花の香水は何処かで匂ったことがある。
藤ヶ谷「目黒くん、俺の名前わかる？」
目黒「.....ごめんなさい、名前、わかりません」
どうしてもこの人の名前を思い出せない。
藤ヶ谷「藤ヶ谷」
目黒「藤ヶ谷.....さん.....？」
藤ヶ谷「うん、俺は藤ヶ谷と呼ぶの」
目黒「はい.....」
藤ヶ谷さんは優しい顔で穏やかな口調で名前を教えてくれた。
そうか...藤ヶ谷さんなんだ。
急いで日記に名前を書かないと。
藤ヶ谷「目黒くん、今日はとてもいい天気だよね」
目黒「そうですね」
藤ヶ谷「午後から少し暑くなるから体に気をつけてね」
目黒「ありがとうございます」
藤ヶ谷さんという人は優しい顔で花壇に咲いている花にホースで水やりをしている。
さっき藤ヶ谷と出会った瞬間全てが花に囲まれたビジョンを感じた。
こんな綺麗な人と顔見知りなんて知らなかった。
再び花の花壇を見直す。
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作者名：桐山ななみ | 作成日時：2023年12月24日 0時
