俺、SnowＭanを辞める。【向井康二】

□同期と同期《藤井side》 ページ16

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藤井side









目黒「話は以上です.....」


藤井「っ.....！！」









≪ビッシャーー！！≫


持っとった紙コップを床に落ちた。


ジュースが床にこぼれていく。









濱田「嘘だろうっ.....」


小瀧「向井くんがっ.....そんなっ.....」


桐山「激変しとったのは.....そういうことやったの」


藤井「っ.....(ドクン！！ドクン！！」








めっさやないけど.....


康二がっ.....いじめられとったなんて。


それなのにっ.....


それなのにっ...


それなのにっ！！



≪ガシッ！！≫









藤井「お前！！康二の親友やろう！！」


目黒「.....」


藤井「親友のくせに平気で裏切るなんて最低よ！！」


目黒「っ.....」


藤井「なんか言えや！！」


濱田「ちょっと流星！？」


小瀧「流星！！そらやり過ぎや！！」








俺は心の奥から激しい怒りが沸き上がりめめの胸ぐらを掴んだ。


康二は俺らよりもしんどい下積みを頑張って上がってん...


それやのに大事な康二にいじめるあいつらがどうしても許さへんかった!!




目の前におるこいつも！！








目黒「...ごめんなさい」


藤井「俺に謝っても意味がないやろう！！」


目黒「.....そうですね.....藤井くんに謝っても意味がないですね、だから」









目黒は皆の方を見る。


1秒も瞬きもせず皆を方を見て。









目黒「俺を好きなように殴ってください」


藤井「えっ」


目黒「殴っても俺は何もしませんので」


桐山「待って！！それはやりすぎや！？」


目黒「どうぞ皆さんの好きなようにしてください」









はっ？


意味がわからへんし、今更何を言うとる。


康二を傷つけたお前がそれを言う。












重岡「ふざるけるな！！」









≪バキッ！！≫


≪ガン！！≫









シゲは勢い良くこいつを殴り飛ばした。









藤井「.....！！」


目黒「っ.....」








重岡「大事な話ってそれやったんか！！」


神山「俺らを見てへん所で康二をそないなことをしとったか！！」


目黒「っ.....」


藤井「平気な顔で大親友をいじめるなんて最低よ！！」


重岡「俺なら何があっても康二を守ってみせるのにっ.....」


目黒「ごめんなさいっ」








あいつの頬が赤く腫れとる。


大切な仲間を傷つけるなんて誰だって許さへんよ。


ｼｹﾞなんかあまりにも悔しさで涙が出ている。


それでもめめは涙を出さず罪悪感の表情で俺らを見とる。








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