あ ページ9
爆豪「行けるよな？」
はい、皆さんこんにちは。Aです
只今、勝己くんに押し倒された状態でデートに誘われました。
行き先は水族館！！
『行きます！ 行きたい！ 水族館デート！
あ、でも…お花見も行きたい』
最後のお花見。皆で見たいな…
勝己くんは私のこの言葉に、その次の週にクラスの奴らと行こうと言ってくれた
…変なの。いつもは嫌っていうのに
彼はクラスメイトが嫌いってわけじゃない。ただ、あまりつるむ事がない気がする
…割と仲良くなったかな？
『じゃあ、何着ていこうかな？？』
爆豪「肌出すな殺す」
『うっ…酷。分かって分かってる、大丈夫よ
そういえば…いつ？』
爆豪「明日」
『明日ぁぁ！？ もっと早く言ってよ！ あ〜何着ていこう…』
爆豪「…Aは何着ても似合うだろ」
小声でボソボソ仰っていますが聞こえていますよ ごちそうさまです。
『(ｸｽｯ』
・翌日・
『勝己くん勝己くん！ ほらほら、見て！』
爆豪「ガキかよ。
……離れんなよ」
罵倒しながらも優しく手を握ってくれる彼に、安心感と喪失感を覚えた。
彼から離れたくない…
そんな思いから無意識に繋がれた手を強く握り返した
爆豪「……」
『あ、見て！ カク…カ……クマノミ！』
爆豪「カクレクマノミな」
『おぉ、もの知り…じゃあ、あのカラフルな魚のは？』
爆豪「ハゲ」
『ハギでしょ！』
笑いを取る人なのか？
それともマジ？
『ふふふ、可笑しい…！』
爆豪「笑うなA……(ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…」
クラゲの被り物をお土産屋さんで勝己くんに被せてみると、割と似合う
プルプルと震えて耐えているあたり、まだ大丈夫
爆豪「お前これつけろ」
お土産屋さんから出て、テラス席で飲み物を飲んでいる時、勝己くんがジーンズのポケットから何かを取り出した
取り出したのは、2つのピンキーリング。
それを私の左手の小指につけた
『…！』
爆豪「右と左で意味が違うんだと」
『…知ってるよ。
右手は幸せを掴めるように。
左手は幸せが逃げないように。
…勝己くん、だぁいすき』
ニコリと微笑み、小指にはめてあるシルバーのリングを見てまた微笑む
勝己くんから貰えたものがまた1つ増えた
それが凄く、嬉しかった
爆豪「A」
『ん？ ……っ』
下を向いているときに呼ばれ、顔を上げると額にキスを落とされた
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桜@symphony(プロフ) - 凜さん» 感動苦手なくせに書いてしまってたので不安でした……ありがとうございます(´∀`) (2017年10月14日 10時) (
レス) id: 1fb603a7b8 (このIDを非表示/違反報告)
凜 - 久しぶりに泣きました〜(T ^ T) 面白かったです！ (2017年10月14日 1時) (レス) id: 494163d68e (このIDを非表示/違反報告)
桜@symphony(プロフ) - &0さん» 嬉しいです！ ありがとうございます！！ 幸せそうって言ってもらえて感激です(笑 (2017年10月4日 19時) (レス) id: 1fb603a7b8 (このIDを非表示/違反報告)
&0 - 途中ハラハラしました。最後は幸せそうでよかったです。結構遅れましたが、完結おめでとうございます。とても大好きなお話です。 (2017年10月4日 18時) (レス) id: c949df6efb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜@symphony | 作成日時：2017年9月10日 19時
