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20xx年、4月。
爆豪 春己、16歳。雄英高校ヒーロー科＿＿
爆豪 桜、13歳。折寺中学＿＿
兄の春己は私達同様、ヒーロー科に進学。
妹の桜は勝己くんの出身中学、折寺中学に進学した
桜の"個性"は舞桜。私は桜の使う"舞桜"が好き
春己の爆破と幻桜の複合個性も好き
2人は自分で選んだ道に着々と進んでいっている
春己「なぁ、母さん。俺さ、父さんと母さんの出身高校の雄英行こうと思う」
『！ …ヒーローに？』
春己「父さんみたく、格好いいヒーローになりたいんだ」
『そう。敢えて優しくは言わない。辛いわよ』
春己「知ってる。桜は折寺行くっつってた」
2人は私達が残してきた足跡を追って自分の道を歩もうとしている
私はにこやかに笑って送り出した
勝己くんも家の前で2人の後ろ姿をずっと眺めていた
『…大きくなったわね』
爆豪「…おう。桜はお前そっくりだな」
優しいとことか、と勝己くんは平気で恥ずかしい事も嬉しい事も直球で言ってくる
『春己はあなたみたいな格好いいヒーローになりたいんですって』
爆豪「初めて聞いたぞオイ」
『恥ずかしいのよ。さ、ご飯食べちゃいましょう』
ねぇ、春己。
雄英はいつでも大きすぎる壁を仕掛けてくる。頑張りなさい
ねぇ、桜。
無理にヒーローになれとも、なるなとも言わない。あなたの好きな事をして…自由に生きてね
『ふふ、ほっぺについてる』
爆豪「お前、やっぱ可愛いな」
『は＿＿＿？ っそんなこと…もうおばさんだもの』
爆豪「知ってる」
勝己くんのその言葉にぷくっと頬をふくらませる
爆豪「でも…俺にとっては、お前が1番なんだ」
朝光に包まれた空間で微笑む彼にまた好きが募る
1番なんだ…か。ほんと、欲しい言葉をくれるのはいつもあなただわ
『ありがとう、私も、あなたが1番！』
爆豪「クソ可愛いこと言ってんじゃねーぞクソが」
『褒めてる？ 貶してる？』
爆豪「褒めてるわボケ」
神様…私、凄く幸せなんです
他愛もない話で笑い合えることが
大好きな人たちに囲まれることが
愛した人と、また巡り会えたことが。
春己「なぁ俺な！ 個性把握テストで１位取ったんだぜ！」
桜「パパぁ〜(泣)」
『相澤先生？ 良かったわね』
爆豪「んだよ桜。何かあったんか」
私達は進み続ける
幸せを見つけに、旅に出る
まだ見ぬ光に手をかざして
その手に＿＿＿
"桜の季節の想い出を"
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桜@symphony(プロフ) - 凜さん» 感動苦手なくせに書いてしまってたので不安でした……ありがとうございます(´∀`) (2017年10月14日 10時) (
レス) id: 1fb603a7b8 (このIDを非表示/違反報告)
凜 - 久しぶりに泣きました〜(T ^ T) 面白かったです！ (2017年10月14日 1時) (レス) id: 494163d68e (このIDを非表示/違反報告)
桜@symphony(プロフ) - &0さん» 嬉しいです！ ありがとうございます！！ 幸せそうって言ってもらえて感激です(笑 (2017年10月4日 19時) (レス) id: 1fb603a7b8 (このIDを非表示/違反報告)
&0 - 途中ハラハラしました。最後は幸せそうでよかったです。結構遅れましたが、完結おめでとうございます。とても大好きなお話です。 (2017年10月4日 18時) (レス) id: c949df6efb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜@symphony | 作成日時：2017年9月10日 19時
