伝えた言葉と言えなかった想い【約束のネバーランド】

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You side_




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…………あれが…鬼…




門へ到着すると待っていたのは…鬼








それを目の前にしてもなぜだか冷静でいられた





もうどうしようもないと分かっているから


それは生きることに対する諦めと死への覚悟







それと、来たる未来への確信





きっと彼らはあなた達の思い通りにはならない


そんな優越感すらあった









あなた達の為じゃない



彼らの為に、私の命はくれてやるんだ







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何か心残りがあるとすれば、彼に気持ちを伝えられなかったことだろうか






いつからかなんてもう分かんない



最初はちゃんと兄としてだったはず



それがいつの間にか恋に変わっていた








いつか伝えられたらいいな、



そう思っていたけれど、結局最後まで言葉にすることはできなかった







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意識が遠のく



あぁ、私本当に死ぬんだ






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ばいばい、レイ




大好きだよ






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──少女の胸に真っ赤なヴィダが咲いた






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伝えた言葉───




生きて、幸せになって





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言えなかった想い───




大好きだよ、レイ






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