178 GAME ページ46
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「差別してきたのはタツヤの友達だったんだよ。タツヤとかには仲良く接してて、影では俺の悪口を言う。
他の奴もそいつが俺の『髪と目』を悪く言うのに賛成した。」
『気持ち悪いよなー。』
『日本人じゃなくて、宇宙人の間違いだろ！』
子供の素直な発言と言葉の受け取り方。
周りとは違った赤と黒の容姿。
異文化に囲まれた慣れない生活。
シルバーのような事は無くても、バスケでパスを出されないとか、名前を呼ばれなかったりとか───沢山のこと。
小さなことが積み重なり、やがて火神に強い疎外感を与えた。
「それでも『証』をくれたタツヤや、弟子にしてくれたアレックスがいたから通ってた。
二人は一度も俺を差別しなかったから…。」
そんな時、言われた『２強』の存在。
悪口を言ってくる奴らも脅えてたから、興味が湧いた。
恐れ知らずにも足を運んだ火神。
「あの日…───２強を目にした瞬間、俺の勘が言ったんだ。」
『周りに一線引かれた、俺と同じ奴ら』
「最初は拒絶されたよ。関わるな！って。
けど、何でか心地よかったんだ。その冷たさが。──どこか、温かくて。
あと、二人を包む疎外感がハッキリしてた。」
それからは毎日のようにあのストバスへ通った。立場を知らされて、「友達が作れない」ことを知って、境遇を知って…。
「…それが俺に似てた。だから、縋(すが)り付きたかったのかもしれない。『どうでもいい』って言えば『勝手にしろ』って言われた。
──だから勝手に重ねた。勝手に自分のこと話した。勝手に連(つる)むようになった。」
そんな時、喧嘩を知った。治安を知った。
戦わなきゃこの場所が消えちまうと思って、必死に拳振るってたら、『猛獣』って呼ばれるようになった。
「コイツらと一緒にいると、安心するんだ。」
『赤と黒か、炎みたいだ。』
『ならお前は金？…いや、金塊か。』
『おいよせ。名前も金、一応入ってんだぞ。』
『ｯ…なら、羅一は氷な！それか青い炎！』
『こんな濃い色の氷と炎、あってたまるか。』
初めてだった。髪の色で笑い話が出来るなんて。炎なんて言われたのも。
泣きそうになって、誤魔化すために羅一について言えば、アイツらしい答えが返ってくる。
人が増えて誰が来ようと、その関係が変わることなかった。
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レイ - キセキとの試合、とても楽しみにしています！ (2018年4月4日 23時) (
レス) id: ee071c10a8 (このIDを非表示/違反報告)
ナチ - いっぱい更新してある〜♪ありがとうございます♪ (2017年11月7日 23時) (レス) id: 1fe5fa25a0 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - キセキとの試合待ってました！楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2017年11月7日 0時) (レス) id: 7f91eabc36 (このIDを非表示/違反報告)
イクト(プロフ) - 続編で遂にEXTRA GAME編になります！火神はもちろんJabberwock側です。キセキの世代側には氷室を入れる予定。弟の要望で試合前の『黒子乗り込み事件』を羅一らしく変化させるつもりです。楽しみにしてて下さい。(白目) (2017年11月3日 0時) (レス) id: a5c85148ff (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - キセキの世代との試合は、いつぐらい出しますか？火神は、キセキの世代のチームに入るんですか？ (2017年11月1日 18時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イクト
| 作成日時：2017年9月17日 1時
