177 GAME ページ45
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人気のない場所に移動した３人。
向かい合う師弟。火神の後ろでは羅一が腕を組み、壁に背をつけて耳だけを傾けている。
「…黙ってて悪かった。」
火神の謝罪から始まる会話。
何故火神がJabberwockにいるのか。黙っていたのか。その深い理由を──知らぬアレックスは顔を歪める。
「どうして言いつけを破った…。
あれはお前を心配したから伝えたんだぞ。ここにいないタツヤの身にもなってみろ！」
「…。」
何も言わない火神にアレックスは声を荒らげる。
「さっきの試合でお前を見た瞬間、夢だとすら思った。
──強い奴と戦いたがるのは知ってる。いつかお前がoutlawに勝負挑むことも考えて、愛弟子がボロボロにされない様にと、こっちは忠告したんだ！お前の安全の為に！」
俯いていた顔を上げた火神も口を開く。
「悪かったとは思ってる！けど、Jabberwockは悪いやつじゃない！本当だｯ！！
２強には俺から近づいたんだ！アイツらを責めないでくれよ！」
「お前から近づいただと？知んじられるもんか。Jabberwockは悪名高く、いい噂を聞かない！
どう考えても勝負に負けたお前が、チームに入るよう『賭けバスケ』でもしたんだろう！」
後ろにいる羅一を思うと、師匠の言葉が火神の胸にグサグサとダメージを与えていく。
それでも、火神は言葉を発する。
「本当に違う！
俺が２強に近づいたのはアレックスたちに忠告を受けたその日だ！
別れた後、興味が湧いて足を運んだ！！」
「その日って、おま…。」
驚愕で目を見開くアレックスに、火神は幼い頃のことを告白する。
羅一とナッシュという同世代の存在は、幼い頃の彼の中で大きいものだった。
「小3でアメリカ来て、文化の違いとか戸惑いもデカかった。英語だって上手く喋れねぇし…。
タツヤとアレックスには本当に感謝してる！
けど、───…。」
言葉を濁して羅一を盗み見る火神。
視線に気づいた羅一がフッ…。っと口角を上げて微笑むと、火神は安心した様に顔の表情を緩める。
「…バスケやり始めても、俺は『友達』も『仲間』もできなかった。
…タツヤも知らないだろうな。
───俺、二人の知らないところで差別受けてたんだよ。」
「な、に……？」
切ない顔で語る愛弟子の話の内容は、アレックスから言葉を奪った。
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レイ - キセキとの試合、とても楽しみにしています！ (2018年4月4日 23時) (
レス) id: ee071c10a8 (このIDを非表示/違反報告)
ナチ - いっぱい更新してある〜♪ありがとうございます♪ (2017年11月7日 23時) (レス) id: 1fe5fa25a0 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - キセキとの試合待ってました！楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2017年11月7日 0時) (レス) id: 7f91eabc36 (このIDを非表示/違反報告)
イクト(プロフ) - 続編で遂にEXTRA GAME編になります！火神はもちろんJabberwock側です。キセキの世代側には氷室を入れる予定。弟の要望で試合前の『黒子乗り込み事件』を羅一らしく変化させるつもりです。楽しみにしてて下さい。(白目) (2017年11月3日 0時) (レス) id: a5c85148ff (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - キセキの世代との試合は、いつぐらい出しますか？火神は、キセキの世代のチームに入るんですか？ (2017年11月1日 18時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イクト
| 作成日時：2017年9月17日 1時
