168 GAME ページ33
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藍道寺邸の敷地内にあるへリポートに辿り着いて早々、火神が声を上げる。
「デカｯ！？」
へリポートに着陸していたのは、黒塗りのプロペラが2つ前後に付いた本格的なものだった。
ゾロゾロとヘリから降りてくる少年達を見ると、駄目なことをしている気がしてならない。
「おーい、羅一ｨ！」
灰崎が呼びかければこちらに視線を向ける藍色。火神の姿をその目で確認した途端、片手を顔の高さにまで上げて返事を返す。
「帰ったのか。大我。」
「相変わらずアホな面してんなぁ？ギャハハ！」
シルバーとの言い合い。言い返す筈が、何故か言葉に詰まり…言い返せなかった。
ふと、火神は気づく。
「(──あぁ…俺の居場所はやっぱりここだったんだな。)」
掛け替えのないJabberwock全員が揃ったその場───独特の雰囲気。
誠凛バスケ部やキセキの世代でも絶対に作り出せない感情───込み上げる安心感。
「(やっぱここが一番だよな…。)」
しみじみ火神が思っていると、メンバーの視線が自分に集中していることに気付く。
なんだよ…、と訊けば羅一が口角を上げて言う。
「……一年前に比べて、表情豊かになってんぞ。」
「は…。」
思わず顔をペタペタと触って確認すれば、虹村とナッシュが吹き出した。
「触って確認すんのかよ。」
「前よか全然面白くて、俺個人はいいと思うけどな。」
そんなに変わったか？と自覚ない自分に問いかけるが、当然返事は帰ってこない。
けど「コイツらが言うならそうなんだろうな」と、答えは出た。
ま、それでいいか。と頭を掻いていると羅一が少し前に出て、手を頭より少し高めに上げる。
キョトンとしてればククｯ！と笑われ…
「帰還の言葉、まだだろ？」
と、笑いながら言われた。
「……おう、──今帰った。」
「あぁ…──待ちわびたぜ。大我。」
パンｯ！と音を立てて交わされたハイタッチを切っ掛けに、他のメンバーとも1回ずつ。
……その光景を、後ろの方で涙ぐんで見守る治安維持組(狂信集団)については見なかったことに。
その日、アメリカの無法者(outlaw)の名の元に『サダメ』が集った。
数年後のこの日、アメリカのLA市内では『宿命の日』と記念され、四年に一度次世代Jabberwockへの継承日となる。
盛大な式典の中、初代6人の異名が引き継がれる聖なる日となるのだ。
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レイ - キセキとの試合、とても楽しみにしています！ (2018年4月4日 23時) (
レス) id: ee071c10a8 (このIDを非表示/違反報告)
ナチ - いっぱい更新してある〜♪ありがとうございます♪ (2017年11月7日 23時) (レス) id: 1fe5fa25a0 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - キセキとの試合待ってました！楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2017年11月7日 0時) (レス) id: 7f91eabc36 (このIDを非表示/違反報告)
イクト(プロフ) - 続編で遂にEXTRA GAME編になります！火神はもちろんJabberwock側です。キセキの世代側には氷室を入れる予定。弟の要望で試合前の『黒子乗り込み事件』を羅一らしく変化させるつもりです。楽しみにしてて下さい。(白目) (2017年11月3日 0時) (レス) id: a5c85148ff (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - キセキの世代との試合は、いつぐらい出しますか？火神は、キセキの世代のチームに入るんですか？ (2017年11月1日 18時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イクト
| 作成日時：2017年9月17日 1時
