【黒バス】藍色のバスケ〔C〕【男主】 (ページ36)

今日:28 hit、昨日:3 hit、合計:330,473 hit

129 GAME ページ36

.

『Jabberwockそれぞれの異名を持つと聞きます！教えてください！』

「キャプテンがoutlaw(無法者)。
副キャプテンが魔術師(マジシャン)。
Cが神に選ばれた躰を持つ者。
SGが強奪者。SFが確か将軍。

留学中の初期メンバーが、猛獣と呼ばれてます！」

『Jabberwockのここに惹かれた！って部分はありますか？』

「メンバーの皆さんが平等に接してくれます。相談にも乗ってくれますし、上下関係なんて無いのが当然で…。」

『イベントもあるとか！？』

「この間はドリブルしながらのリレー大会をやりました。
景品も豪華なもの用意してくれるんです。
次は小学生の大会を考えてるって。」

『小学生！？え、ホームのストバスに出入りしてるんですか？』

「先輩に連れられてとか。兄弟とか。
いっぱい来ますし、後ろにも女の子何人かいますよね？
本当に『平等』なんですよ。」

そこでインタビューが終わった。

少年からのコメントを纏めていると、選手入場の放送で会場の熱気が上がる。

それに気づいたレポーターが、指で出入口の一つを指さした。

『あ、NBAの入場です！
今年入った新メンバーをベンチに入れています！若干──緊張気味ですね。』

ゾロゾロと準備に入るのを見ていると反対側から女性たちや男性たちの歓声が上がる。

「来た！来たぞーｯ！！」

「「「きゃああぁぁあああぁぁああｯ！！」」

「「「うぉぉおおおぉぉぉおおｯ！！！」」」

『！──来ました！反対側から会場に入ってきたのは、アマチュア最強の呼び名高い彼ら！
Jabberwockです！』

余裕そうな表情で藍色の人物を先頭に悠然と入場した彼ら。

灰色の人物が観客席に拳を向けると、何人ものひとが拳を突き上げて返す。
それを見た黒髪の人物がべシｯと叩いた。

ワイワイと賑やかにする彼らを見て、NBA選手陣が表情を引き締める。

『ご覧ください！この歓声を！
メンバー全員17歳前後にしては落ち着きがある感じがします。
5人という交代なしのベンチ。にも関わらず、どこか余裕がありますね。』

『果たしてどんな試合が展開されるのでしょう！

プロ対アマチュア！

実力派のエリートことNBAが意地を見せるか！
ストリートの支配者Jabberwockが打ち破るか！

試合後のインタビューも気になります！』

.