【黒バス】藍色のバスケ〔C〕【男主】 (ページ35)

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『ご覧ください！この会場を埋め尽くす人々を！老若男女問わずの年代が足を運んでいます！』

テレビ局のレポーターがマイクを片手にカメラに会場内を映すように促す。

既に盛り上がっている会場にレポーターの女性も影響されて興奮しだした。

『NBA自らが申し込んだ試合！
数々の大会に出場し優勝するも、スカウトやインタビューを一蹴しているあのJabberwockが、なんと今回！

試合後、特別にインタビュー時間を設けてくれるとの報告もあり、我々報道陣は今か今かとワクワクが止まりません！』

カメラを回す後ろでは、『Jabberwockに勝利を！』『outlawの名の元に！』等といったメッセージ板を持って映り込む観客の姿が。

『最近では、チームリーダーはあの藍道寺財閥の御曹司という噂もあります。
多くの謎を持つJabberwockを知るその仲間達にインタビューをしてみましょう！』

意気込んで階段を降りていくレポーター。カメラが姿を追った先には、最前列を占領する少年少女が映った。

『こんにちは！少しお話を伺いたいのですが。』

「え、うわっ！？……あー、はい。」

レポーターの問い掛けに背を押されて前に出てきた15歳前後の白人少年。
早速と言わんばかりにレポーターはマイクを向けて質問をする。

『Jabberwockの正式メンバーは何人でしょうか？』

「えーと、今は5人。本当はあと古株の1人がいるけど、留学中らしいです。」

『Jabberwockの中でも特に強いのは？』

「やっぱり２強！あの2人は本当に凄いんですよ！」

『女性にモテモテだという噂がありますよね？』

「えぇ。皆さんカッコイイです。
けど度が過ぎる女の人が沢山いてJabberwockでも女性が苦手なメンバーが何人かいます。
２強は特に。」

『ズバリ！彼らの支配する地区は！？』

「凄くいい所です。噂とかで危ないとか言いますけど、全然。
子供が夜に出歩いても平気なレベルですし。」

『彼らがスカウトを拒む理由って？』

「俺たち、その事については口止めされてて……その、すいません。」

『そうですか。あっ、じゃあ…。
Jabberwockのメンバーがどうやって集まったか知ってるかな？』

「俺が入り浸るようになった時には初期メンの4人はもういたんで…。
あ、けど！SGの人はキャプテンのスカウト！
SFの人は病院で！」

その後もいくつか質問するレポーター。

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