夕日に照らされて。

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拓弥side









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拓「はぁぁぁぁぁ」









佑「ねぇ？たくちゃんなにさっきからため息ばっかり！！んもう幸せが逃げちゃうよ！？」









はぁ…佑亮うるせぇ。








しょうがねぇだろ。








俺はあの日、むしゃくしゃして






無理矢理あいつを引っ張って。







それから







雷が鳴った時に






仔犬みたいにビクッとさせながら






俺の腕を引いてきた時に不覚にも可愛いと思ってしまった。









その瞬間、









自分でもびっくりする言葉が口から出てきた。









まぁ、雷の音にかき消されて聞こえてないと思うけど…。









魔が差しただけだよな、、？









でも、









あれからなんか避けられてる気がする









前よりは心開いてくれてた気がしたんだけど……









はぁぁぁ。








女子ってめんどくせぇぇぇぇ。









自分の本当の気持ちに









気付かないふりをする俺は









きっと意気地無し。

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