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『ふぅ、お腹いっぱい』
北斗「美味しかったね」
結局、昨日と同じ和食屋さんで食事を済ませた
お互いの好きな物、嫌いなもの、家族構成とか仕事の事とか色んな事を話せていい時間だったなぁ
『あ、私こっちなの。』
北斗「あー、送ってくよ」
『すぐ近くだし、申し訳ないから大丈夫だよ』
北斗「彼女を家まで送らない彼氏なんていないでしょ」
そっか、そうだった
あまりにも自然体でいられたものだから、昔ながらの友達とかそんな風に錯覚していまいそう。だって、恋人って心地良いものだなんて知らないもん。
北斗「あのさ、京本さんって彼氏とかいた事あるの?」
『え…?』
北斗「ごめん、こんなこと聞くの失礼すぎるよね。」
知られたくないわけではないけど、思い出したくない事だから言葉が詰まってしまった
またあの光景が脳内で再生されて吐き気がする
『えっと…私ね、「ごめん、何も言わないでいいよ」
北斗「デリカシー無いこと聞いちゃってごめんなさい。京本さんに辛い過去思い出させたかったわけじゃないんだ」
『大丈夫、気使ってくれてありがとうね』
松村さん、どうして私に優しくしてくれるの?
どうして私を彼女にしようと思ったの?
ずっと人と関わる事を避けてきたのに、松村さんの事はほんの少しだけ興味が湧いてしまった
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作者名:咲莉 | 作成日時:2021年9月20日 0時