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北斗「簡単に言えば、この1年間で俺は本気の恋愛がしたい。だから京本さんの事を色々知りたいし好きになりたいんだよね。」
本気の恋愛…私を好きになりたい…
もしかしたら私、松村さんに失礼な事をしているのかもしれない。松村さんは本気でも私は都合のいい様にしか接していないんだから。
『もし…もしそれで松村さんが私と離れるのが辛くなってしまったらどうするの?』
北斗「あぁ、その心配はないよ。俺は1年後に死 ぬみたいなもんだから。」
『どうゆうこと…?』
北斗「俺が俺でなくなる、それはそれで新しい人生として幸せなのかもしれないけどね。でも、自由でいられるのはこの1年が最後。」
胸が苦しい、私には荷が重すぎるよ
松村さんの本気の思いに応えられる気がしない
『そんな大切な1年を、どうして私と?』
北斗「俺、人見知りするし人と関わるのも得意じゃない。だけど初めて京本さんを見た時に、思わず話しかけた。」
“だって京本さん、俺と同じ寂しそうな目をしてたから”
そっか、私そんな目をしてたんだ
人と関わりたくない、1人でも大丈夫。そんな風に思っていたのに心のどこかで孤独を感じていたのかもしれない。
松村さんはそれを感じ取ってくれたんだ。
北斗「巻き込んでごめんね。きっと京本さんにも色々事情があると思うし、逃げたかったら逃げていいから。」
『ごめんなさい、私過去に恋愛で色々あって正直怖いの。』
北斗「うん。じゃあもう会うのはやめ『…でもやっぱり、』」
『でもやっぱり、もう一度だけ恋愛をする。それで、1年後にお互いそれぞれの道に戻ろう。』
松村さんと出会って15日目、付き合って15日目
私たちは向き合い、本気で恋愛をすることに決めた
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作者名:咲莉 | 作成日時:2021年9月20日 0時