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『私は、、、航空管制官でした。目指した理由は、両親共に飛行機関係の仕事に就いていた、ただそれだけです。』
『でも、辞めました。私が管制塔で仕事をしている時に、両親が飛行機の墜落事故で亡くなりました。目の前でした。事故があってからもしばらく仕事はしていました。でもだんだんと離着陸する飛行機を見て思ってしまうことがあったんです。』
3人がゴクリと唾を飲み込んだのが分かった。
『もし堕ちる飛行機がこれだったら、両親は違う飛行機に乗っていた。一一一助かったかもしれない、と。』
『その瞬間、全てを悟りました。私、この仕事をしてはいけない人間だって。』
涙が自然にでてくる。止まる気配はない。
『でも、、、両親が死ぬ原因となった空が憎くても憎めない。だって、、、！ずっとずっと空の仕事に憧れてたから。だからこの空で人を命を助ける仕事をする、ドクターヘリなら私の救えない心を少しでも軽くしてくれるかなって。もう一回頑張ってみよう、それで私はCSになりました。
新しい環境の中で少しは楽になったかなあと思いましたが。』
「……Aの会社の所の部長さん？すごく褒めてたよ。」
『え？』
「CSの仕事以上の仕事をしてくれているって。それで指示も判断も正確。その腕を見込んで、重症患者が多く運ばれてくる翔北に配属したんだって。」
「あと、橘先生でしょ。パイロットの梶さんも早川さんも。みんなAさんのこと、とっても優秀なCSだって。」
「だから行くんしょ、アメリカ。」
『なんでそれを…っていうか私の所の部長と喋ってるんですか！？え、もう色々分からない…なんで……』
「緋山先生、勝手にAさんの会社に電話したの。なんで辞めさせたんだって。」
『えええええ……。』
「それで？辞めるの？」
『緋山先生にはわからないで…』
「わかるよ！！わからないわけないじゃん。あんた、私のなにを見てきたの？白石、冴島、藍沢、藤川、私も全員何かにぶつかっているの。医者とCSなんて職業の違いでしょ。人を助けてるのには変わりはない。」
『でもっ、、、これ以上仕事を続けたら私の通信のせいで、新たに助からない人がでるかもしれないです。』
「それは私達もそう。常に、隣り合わせ。責任を全て負うことじゃないよ。」
『白石先生…。』
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みゅーちゃん(プロフ) - 凄く続きが気になります。更新待ってますね。応援しています。 (2018年3月8日 16時) (
レス) id: 0dd245588f (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - この作品とても面白いし、感動しましたのでこれからもどんどん更新頑張ってください！m(__)mq(^-^q) (2018年2月10日 18時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
AYAKO(プロフ) - 初めまして。今日久々に読み返していたら更新の通知が来てビックリしました！！このお話、大好きです！！色々とお忙しいとは思いますが、無理のない程度に更新続けて下さいね！！楽しみにしています！！ (2017年12月13日 22時) (レス) id: 4c9fd0eac9 (このIDを非表示/違反報告)
star☆ - 更新頑張って下さい！ (2017年11月22日 19時) (レス) id: f6fbc80bf7 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きをまた、読みたいので、更新頑張って！！fight (2017年10月11日 21時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かりん | 作成日時：2017年9月28日 22時
