続 ページ5
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顔を赤らめてうぐｯと言葉に詰まった三橋くんにもう一押し必要だと思った私は、羞恥心をかなぐり捨てて三橋くんの頬に唇をそっと押し付けた。
｢ーｯ！｣
『ね？愛してるゲームしよ？三橋くん』
────────────
｢…じゃあ俺から行くぞ｣
『うん、どうぞ』
あの後、結局折れた三橋くんは私の提案にOKを出した。
｢…愛してる｣
ボソッと小さな声で呟かれた言葉に思わず手で顔を覆ってしまいそうになるが、なんとか耐えて私も言葉を紡ぐ。
『愛してますっ！』
精一杯の気持ちを5文字にありったけ詰め込んで言った。
三橋くんの様子を伺うと、耳まで真っ赤になった顔で必死に何かを耐えるような顔をしている。
これはまだ勝負続行？
判定が難しいな…。
｢…アイシテル｣
カタコトで言った三橋くんの後にもう一度私が『愛してますよ！』と言うと、突然三橋くんが大声を上げた。
｢だぁぁぁぁぁ！！｣
『わっ』
力強く背中に腕を回されて、三橋くんの胸に顔を押し付けられる。少し乱暴で、それでいて優しく頭を撫でられる感覚にどんどん鼓動が早くなっていく。押し付けられた胸から聞こえる三橋くんの鼓動も、いつもよりずっと早いものだった。
｢A、お前可愛すぎんだろ！ずりぃぞ！！｣
『えー、そんなの三橋くんだってかっこよくて可愛くてずるかったもん！！』
私も照れるの我慢した！！
そう言った私に対抗するように俺の方が我慢した！！と言い張る三橋くんに、私の方が！！
いや、俺の方が！！と2人して言い争う。
しばらく言い争って気持ちが落ち着いた私たち。
『あっ、そう言えば私がゲームに勝ったから降ろしてくれるよね？』
本当の目的を忘れるとこだった…。危ない危ない。
｢ん？なんのことじゃ？｣
『えっ、約束したよね！？』
｢約束？さて、なんのことやら｣
『三橋くんひどーい！ずるーい！』
この卑怯者ー！とか嘘つきー！とか思いつくままに三橋くんへの悪口を叫んでいると、気付けばお姫様抱っこされたままの状態で喫茶店に到着していた。
ボソッ
｢ゲームなんかで言わなくても愛してるっつうの。｣
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pico(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» リクエスト了解致しました！少々お時間下さい。 (2019年1月1日 22時) (
レス) id: 9523295b39 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - リクで夢主と片桐が相良様を騙してるのが見たいです(騙された大賞みたいな感じで) (2019年1月1日 21時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
pico(プロフ) - 水空色さん» 了解致しました！両方書かせていただきますね!!期待せずにお待ちください！ (2018年12月28日 18時) (レス) id: 9523295b39 (このIDを非表示/違反報告)
水空色(プロフ) - picoさん» はい！！忙しければ片方で大丈夫です！ (2018年12月28日 15時) (レス) id: c0998fa5ff (このIDを非表示/違反報告)
pico(プロフ) - 水空色さん» リクエストありがとうございますー！それは片桐さんのお話と相良さんのお話をそれぞれ1話ずつ、ということでいいんでしょうか…？ (2018年12月28日 13時) (レス) id: 9523295b39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pico | 作成日時：2018年11月20日 23時
