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裕太の一件も無事解決し、きちんと人間界へと返すことが出来た。
それからは元々の目的だったアップルパイを鬼太郎の家で食べ軽くたわいない話をしていれば辺りはもうすっかり暗くなっていた
そろそろ帰らなければと思い、灯のない夜道を鬼太郎と紬は歩く...
「送ってくださるのは有難いですが、ひとりでも帰れますよ？」
「仕方ないだろ、父さんがアップルパイのお礼に送って行くようにって言うんだから...」
「ふふふ、照れ屋さん」
「うるさい...」
本当は目玉おやじに言われなくてもついてくる気でいたのだが、照れ隠しにそう告げるも紬にはお見通しだ...
「...そういえばよく山爺が大人しくなる方法知ってたな、父さんも感心してた」
「...あぁ、あれですか。」
咄嗟の判断だったために上手くいく可能性は低かったが、攻撃が出来ない以上...あの場はあぁやって収めるほか紬には検討がつかず
物体に変化させられる式神を出し、笛へと形を変えて奏でた
けれどなぜその事を知っていたのか、鬼太郎には分からなかった
「昔...母が良く話していました。山爺殿に笛を奏で聴かせていた...と、」
「一瞬でもその事を思い出し心を鎮めてくだされば、実を返す隙ができるでしょう？」
「相変わらずの機転の速さだな…」
「ふふふ♪」
理解は出来たが、やはり紬は凄い...
あの土壇場で頭を回転させ、答えを導いたのだから...
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騎姫(プロフ) - サヤノさん» サヤノさんお久しぶりです！そうですね笑 (2019年9月5日 4時) (
レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - まぁ、なんだかんだ言って、裕太さんは鬼太郎に伴って妖怪や鈴鹿御前を良く御存じでしたね、もしかしたら裕太さんのお婆様は妖怪に詳しいですよ。 (2019年9月3日 21時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：騎姫 | 作成日時：2018年5月15日 0時
