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「優人さん」
「っはい....」
俯いていた顔をゆっくりと紬の方に向ける
「...波音に、妹がいるのは........知っていますか?」
「え?あ、はい。でも今はもう亡くなっている....って....、!まさか............」
その時、優人の頭に嫌な考えが過ぎってしまう
「えぇ....数百年前に、人間と恋をし夫婦となった波音の妹さんは人間として生きる道を選びある村で暮らしていました。」
紬の後に付け足すように鬼太郎も口を開く
「まぁあいつは元々人間の闇を理解していたから心から信用はしていなかったみたいだが、妹は違った....」
「人間にも良い心を持つ者がいると信じた結果、最愛の人との間に愛息子が誕生したのです。」
「けれどその翌年....村人達に自分の正体がバレてしまい、村人達は付近の山を住処にしていた鬼道衆の力を借り妹さんを処刑しました。旦那さんもその時に殺されたそうです........っ...」
「....っ!」
話を聞いただけでゾッとした
同じ人間として信じられなかった...
そんな恐ろしいことをなぜ平気で出来たのか....
「その後直ぐに波音が駆けつけましたが、妹は火に炙られ体中がただれもう昔の面影はなく...旦那さんも無残な殺され方をされていた...........それを見た波音は怒り狂い、荒ぶる感情に任せて鬼道衆と村人、そして村を海の底に沈めた。」
「........」
「そして程なくして濡れ女は地獄のもの達に捕まり、今も罰を受け続けている。」
「それが、今の....仕事、というわけですか。」
「はい。」
「....っ!」
「っ....そんなの理不尽だ!なんで波音さんがっ!........ッ....そんなことがあったのに...人間を守れなんて........」
優人は珍しく声を荒らげ怒った
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騎姫(プロフ) - サヤノさん» コメントありがとうございます。話も少しずつまた書き始めました!ぜひこれからの展開に期待していて欲しいです^^ (2020年4月15日 15時) (レス) id: 2af174ce95 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 騎姫さん» 他にも、ベリアルだけではなく、古の古狐の白山坊と西洋悪魔のブエルもいます、それに、もしかしら色んな妖怪は鈴鹿御前とは知り合いかもしれません、いずれアルカナの指輪を探してブリガドーン計画を止めさせる可能性があります、私は鬼太郎と紬さんを信じます。 (2020年4月15日 14時) (レス) id: 64ba08fb42 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - サヤノさん» ありがとうございます!頑張って書きます! (2020年4月7日 19時) (レス) id: 2af174ce95 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 騎姫さん» こんばんは、もしディアブールとの戦いが終わったら、楽しみの二度境港の大山に行って天狗の小次郎の恋の事や西洋悪魔ベリアルとの戦いも楽しみですね、焦らず頑張って書いて下さい。 (2020年4月7日 18時) (レス) id: 64ba08fb42 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - サヤノさん» コメントありがとうございます。そうですね、新型コロナウイルスで皆さん大変見たいですね…。はい、終わりましたね、鬼太郎^^;なのになかなか書けずすみません(´;ω;`) (2020年3月31日 17時) (レス) id: 2af174ce95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:騎姫 | 作成日時:2019年5月8日 12時