【ゲゲゲの鬼太郎】鈴鹿御前の末裔31

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ポーカーフェイスを決めているつもりだったが、波音とはそれなりの長い付き合い...








見破られてもまあそこまで不思議ではない





けれど正直驚いたというのが本音だ







ずっと嫌われ自分に興味すらないと思っていたてのに....









「っておい！無視すんなぁぁぁぁぁ」







何をどう話したらいいのか分からず、いつも通りを装うために無言で歩いて行った








その後、ディアブールが現れたという情報も西洋妖怪についても掴めないままだった







本日の業務を全て遂行し終えた雪麗はひとりで人間界に来ていた









何故ディアブールがあの皮の面を盗む必要があったのかが気になる







そしてもうひとつ....









＿＿いいかい、お雪。





＿＿あれは人間にはめた場合は一時すればのっぺらになってしまう、けどね...妖怪の場合は違うだ








＿＿長時間はめ続けていると身体と融合し外すのが困難になってしまうんだよ...









ずんべらに言われたあの言葉が雪麗の心を焦らせる









(早く...見つけなければ............)









＿＿....あの時からあんたちょっとらしくなくない？





「....っ」



「らしくない............か...」








そうかもしれない








けれどあの人に誰かを殺めて欲しくない...









たかが面の皮だとしても、雪麗にはそれが耐えられない....









目を瞑り高いビルの屋上に立ちディアブールの気を探る

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