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翌朝アニエスはまなの目を盗んで家をあとにし、朝日が昇り始めたばかりの道を歩いていた
「どうして何も言わずに出てきたの？」
「！」
その声に驚いて後ろを振り向けば、そこには先程出る時は確かに隣で寝ていたはずの千鶴がそこに立っていた
「貴女なんで....！」
「だって紫さんにあなたのこと頼まれてたから....、それで？どうして何も言わずに出たの？やっぱり私たち人間は嫌い？信用してもらえない？」
「そんなんじゃない、ただ....
私が一緒にいたらあの人たちに迷惑をかける...」
「....」
(やっぱり、この子........)
ただ黙ってアニエスを見つめた
きっとこの子にも何かあったんだ
目を見れば何となくだけどわかる気がした
だって今目の前にいる彼女はまるで今の自分みたい....
大切な両親と祖母を失い、唯一の肉親である兄には冷たくされ行き場のない孤独だった頃の千鶴のようだった
「何？貴女も鬼太郎達みたいにいいたいことあるなら...「決めた！」!?」
「私、あなたを守る！」
「は？なんでそうなるのよ！」
「だってアニエス、貴女は悪い人じゃないから。私の勘がそう言ってる！」
「....な、なにそれ....。というかそんな簡単になんで信じられるの？意味わかんない」
「根拠とかはないよ？
でも信じる理由なんてそれで充分だと思う。」
「変な人間...」
「私ただの人間じゃないよ。私は鬼討千鶴、鬼滅師見習いであのかの有名な鈴鹿御前様の末裔だもん！」
そう千鶴はただの人間じゃない、鬼滅師は妖怪とは相対する側の人間...
鈴鹿御前の末裔達と西洋妖怪は何百年と幾多の戦いを行ってきた
普通なら憎しみで向かってくることはあっても助けたり守るなんて...
でも何故だろう
アニエスには千鶴が嘘をついているようには見えなかった
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騎姫(プロフ) - サヤノさん» ありがとうございます(*´▽｀*) (2019年4月24日 12時) (
レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 先程のヴィクター・フランケンシュタインには油断大敵ですね？ 騎姫さん、他にも鈴鹿御前に対して未知な妖怪や初対面の妖怪や知人の妖怪もたくさんいますから頑張って書いて下さい。 (2019年4月24日 12時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - サヤノさん» ありがとうございます(*´`)あり (2019年4月20日 20時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - ごきげんよう、これからもとことん鈴鹿御前を応援しています！ そして私は紬さんとアニエスが晴れて友となると信じています。 (2019年4月20日 15時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - 雪華さん» ありがとうございます(*´▽｀*) (2019年4月16日 10時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：騎姫 | 作成日時：2019年4月10日 13時
