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真夜中の事だった
ゲゲゲの森をひとり歩き、ふと空を見上げる
満月が光輝く、それを見ると思いだすのは....
ヴォルフガングと戦うおうとするも抵抗出来ず、更には無残に耳長達を死なせてしまった
それがずっと頭の中でグルグルと巡って繰り返し再生される
「....っ」
アニエスは耳長達の眠る墓の前で足を止める
「コガミ・キョウ・ニータ....
タガミ・ギョウ・カーノ....っ............」
呪文を唱えると光が溢れ、墓の周りに百合の花が咲き誇る
「....っ......ごめんなさい........！」
アニエスの声は静かな夜に悲しげに響く...
去り際アニエスは何かを決意し、滞在している木の穴で何やら怪しげな呪文を唱えながら煮詰まったむらさきの液体の入った鍋の中に紬に似た藁人形を無造作に入れた。
「っ....ｯがぁっ...あ、ｯｯｯｯｯｯ!!!!!!!!!!」
「つ、むぎっ！？！おい、どうしたんだよ！なぁ紬！」
【これは....っ！(あの糞ガキ........!!!!!)】
アニエスが藁人形を鍋に入れた同時刻のこと...
いつもの様に茶の間でたわいない話をしていれば紬が急に苦しみ出し、畳に倒れ込んでしまう
異常な苦しみ様に近くにいたハクは驚きながらも駆け寄り紬の身体をゆさゆさと揺らしながら心配の声を上げた
「ゆ、紫！！！どうなってんだよ、紬が....って！おい！どこ連れていくんだ!?」
【何処？そんなもの決まっている...！あやつを殺しこれを解く。】
「こ、殺す！？ちょっと待てよ！なら俺も【ならぬ！】なっ....！」
【お前はここに残れ。】
「けど！」
【胸騒ぎがする...。ここも何時戦場になるか分からん、その時は.......ｯ】
「！」
＿＿千鶴を連れて逃げろ............
そう告げると紫は紬を抱き上げ桜の花びらで踏み場を作り空を駆けて行った....
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サヤノ - 騎姫さん» 出来れば、鈴鹿御前の様々な刀の底力とか、千鶴さんが何故鬼滅師の端くれだった事を知りたかったです。 (2020年4月5日 20時) (
レス) id: 7cd0816ef6 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - サヤノさん» 『大嶽丸』は今後もたくさん話に出てくるので重要人物の一人です。そして紫も何かを隠しているようですね（笑）これ以上はネタバレになるので言えませんが、楽しみにしていてください！ (2019年4月9日 9時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 騎姫さん、西洋妖怪との戦いの最中に鈴鹿御前の内なる何かが暴走です、大嶽丸の名前に苦しんでます、気を確かに！ 頑張れ！ (2019年4月9日 7時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます（笑）頑張って書きます！ (2019年4月6日 15時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 続編おめでとうございます！コメントですけど春のケーキどうぞ。（優しい笑顔） (2019年4月6日 13時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：騎姫 | 作成日時：2019年4月2日 13時
