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「海坊主の旦那！」
「ん？」
「そいつを自由にしてやってくれ！」
ねずみ男の言葉に鬼太郎達や石妖は驚く。
だが鬼太郎の隣にいた紬だけは無言でねずみ男を見つめていた。
(ねずみさん....)
どんなに裏切られても今も尚想い続ける彼の気持ちが痛い程分かる....
そんなねずみ男の必死な姿を見た紬は決意をする。
「紬？」
ねずみ男のいる所まで歩いていく彼女をみた鬼太郎が声をかけるが、気にもとめず
ねずみ男の前へ行き、彼を庇うように海坊主を強い意志のこもった瞳で見つめた。
「海坊主様、」
「あん？」
「私からもお願いします。彼女を解放しては頂けないでしょうか....」
「何だと？」
みんな紬の言葉に驚いた、それを代弁するように猫娘と砂かけが紬へ声をかける。
「ちょ、ちょっと！あんた何言ってんのよ!?」
「そうじゃ！紬何を考えておる！こやつがやらかした事、忘れたわけではあるまい!?」
だがその声も虚しく、紬は構うことなく海坊主を見据えながら話を続けた。
「考えてはいただけませんか？」
「嫌と言ったら？」
「そうですね、....その時は、」
「つむぎ、....！」
袖に手を入れ、数枚の式神を手に構え海坊主を睨む。
今は分裂し力は人間の術者と大して変わらないはずの紬....
だが今の彼女の気は分裂する前と同等、いやそれ以上のように感じる。
周りにいた鬼太郎達は紬の変化を見て驚き、どよめく。
「ふははははは!!!!!!!!!
どんなに時が流れても鈴鹿御前(あやつ)と同じく頑固さは変わらぬか！」
「よかろう、あやつの末裔に免じて許してやるわ。」
「ふふふ、ありがとうございます。」
紬の誠意が伝わったのか海坊主は石妖を解放した。
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サヤノ - 騎姫さん、大丈夫ですよ、鈴鹿御前さんには未知の妖怪事件や出会いと運命も色々ありますよ、頑張って進めて下さいませ！ (2019年2月5日 13時) (
レス) id: 41b29e3ed5 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - サヤノさん» なかなか話が進まず、すみません！一応元気にしています（笑）そうですね、早くそこまで行けるように頑張りたいと思います！ (2019年1月26日 14時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - こんにちは、騎姫さん、お元気ですか？ 次回も楽しみにしてます、それともし鈴鹿御前と名前の無い画皮の場合は鈴鹿御前のヒロインが名前を与える儀式では銀嶺です・・お願いいたします！ (2019年1月26日 11時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - サヤノさん» そうですね、早くこの話終わらせないと^^; (2019年1月11日 17時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - いよいよ鬼太郎と鈴鹿御前VS石妖の決着です！ ヒロインさんは石妖さんの妖気にいち早く気づいたのは御前殿と昔の縁か好敵手かはとても気になります。 (2019年1月11日 17時) (レス) id: dd5aa67050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：騎姫 | 作成日時：2018年11月24日 20時
