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あまりにも昔と何ら変わらない彼女の態度で忘れていた…
そうもう隣に当たり前のように居て憎まれ口を叩く彼女は…鈴鹿御前は、もうこの世にはいない。
「鈴鹿、わしは…」
「おいおい、柄にもなく謝るでないぞ？別に死んだのはお前のせいなどではない。己の不甲斐なさが招いた事…」
「じゃがあの時、大嶽丸(おおたけまる)の討伐に立ち会えてさえおれば…」
鈴鹿御前は人間達を鬼から守る為愛した夫と共に戦いに出た。
勝利はしたものの、
その代償として彼女の命を引き換えに村は守られた。
目玉おやじがその話を聞いたのはそれから何百年…も経った時だった。
悔やんでも悔やみきれない…
愛した夫とまだ幼子二人を残して死ぬというのは本当に無念だったであろうに…
「はぁ……戯け者…。そんな顔をするな、調子が狂うではないか…」
「…っあ…!?」
申し訳なさに表情を曇らせる目玉おやじを見て溜息をつきながら彼の額にデコピンを食らわせる。
かなり痛かったのか、両手で額を抑えながら鈴鹿御前を睨んだ。
「はぁ…それにお前、その頃岩子と密やかに暮らしておる時であったろう？そんな奴がどう助ける？閻魔に捕まる気か…」
その言葉を聞いた目玉おやじは驚く。
「お前、まさか…っ」
鈴鹿御前は知っていた。
彼もまた自分と同じように人間に恋をし、その彼女のお腹の中にはもうひとつの命が芽吹いていた事を…
だが唯一自分と違うのは、幽霊族は人間と交わることを禁忌とされ破ったものは地獄の業火に焼かれ転生することも許されない。
それを逃れるため必死に逃げている者へ昔の様に助けを求める事など鈴鹿御前には出来なかった…
それを理解した目玉おやじは反論する。
「鈴鹿…！」
それを遮るように鈴鹿御前は目玉おやじの腕に抱かれ幸せそうに眠る鬼太郎を指さす…
「見よ、鬼助…」
「！」
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騎姫(プロフ) - サヤノさん» こんにちは、残念ながらハクと波音は出てきません！ (2018年7月21日 12時) (
レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - そういえば騎姫さん、次回はのっぺらぼうの親戚のずんべらさんが渋った危険な術の整形術と顔が剥がれた事件と困っていた女の子の話では鈴鹿御前さんと波音ちゃんやハクくんと雪麗ちゃんが心配してずんべらさんと話すそうです！ (2018年7月21日 7時) (レス) id: 8d2a1aa09d (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - はい、その通りです！今回は鈴鹿御前が活躍してくれるかもですよー (2018年7月20日 14時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 鈴鹿御前って鈴鹿山で有名な最も美しい女妖怪でしたね…だから裕太くんがヒロインさんを存じていましたよ。 (2018年7月20日 9時) (レス) id: 8d2a1aa09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：騎姫 | 作成日時：2018年7月19日 20時
