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(鬼太郎、紬……っ…そうよな。鬼太郎は産まれて直ぐたった一人で墓場に放り出され、紬もまた生まれてすぐに母を失い長い間一人で『妖人』の呪いから身を守り生きて来た……)
(お前達二人には子供っぽい夢を見る余裕などなかったものな……ｯ…)
「行くぞ紬！」
「はい！援護します。」
「白雪ノ舞ｯ…！」
「霊毛ちゃんちゃんこ！」
紬は白雪と書かれた霊符を投げロボを凍らせる、その隙に鬼太郎は腕にちゃんちゃんこを纏わせ攻撃を放つ。
だが殴り掛かる瞬間、氷を無理矢理砕き体を分離させ避ける。
そして少女は鈴の力を使い髪紐を取ると黒髪が白髪に変わり、長い髪の毛が鬼太郎を縛り付ける。
「ぐぁっ！！」
「鬼太郎!!?きゃっ…(し、しまった!?)」
助けようと鬼太郎へ駆け寄れば紬も同じように捕まってしまう。
その時だった…
鬼太郎と紬は鈴の音と共に少女の記憶が頭の中へ流れ込んで来た。
「これはっ…お前の記憶か…」
「洪水を鎮める為に…アナタは河の神に捧げられたのですね……ｯ……」
(ては、封印を解いたのは…この子ではなく……)
(紬の母親だったのか…っ)
洪水を鎮める為、大人達は少女を生贄に選んだ。
その際、紬の母…紀(かなめ)が夢の中だけでも少女に救いを…と思いを込めて夢喰いの鈴首に掛け渡した。
この時代には何ら珍しい事ではない…
紀がどんなに強い霊力や鈴鹿御前の末裔とはいえ出来ることはやはり限られている。
きっとこの場ではこれが最善の策だったのであろう…
鬼太郎と紬はそのまま叩き落とされ倒れてしまう。
目玉おやじはちゃんちゃんこと共に紬の近くへ転がって行く。
すると少女の顔が白く染まって行き容姿が変わっていった。
「私は大人になれずに死んだ！」
子供達が上がっていた岩が宙に浮き、少女の白い髪の毛が地面に流れる。
「そして死んでから私は夢をなくした大人達を沢山見てきた…！！」
「だから、そんな大人達をこの世界に導いた。永遠に私と遊んでくれる様に…っ」
髪の毛が荒波の様に端を壊し、鬼太郎と紬に迫って来る。
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騎姫(プロフ) - サヤノさん» こんにちは、残念ながらハクと波音は出てきません！ (2018年7月21日 12時) (
レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - そういえば騎姫さん、次回はのっぺらぼうの親戚のずんべらさんが渋った危険な術の整形術と顔が剥がれた事件と困っていた女の子の話では鈴鹿御前さんと波音ちゃんやハクくんと雪麗ちゃんが心配してずんべらさんと話すそうです！ (2018年7月21日 7時) (レス) id: 8d2a1aa09d (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - はい、その通りです！今回は鈴鹿御前が活躍してくれるかもですよー (2018年7月20日 14時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 鈴鹿御前って鈴鹿山で有名な最も美しい女妖怪でしたね…だから裕太くんがヒロインさんを存じていましたよ。 (2018年7月20日 9時) (レス) id: 8d2a1aa09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：騎姫 | 作成日時：2018年7月19日 20時
