ようこそ、探偵事務所(同好会)へ ページ10
ここは旧校舎…
今は同好会などが部室代わりに使っているらしい。
だが、その中でもこの地下は誰も使っていないのか少し埃っぽさを感じる。
「ちょっと！一体どこまで…っ」
手を引かれるまま着いてきたはいいが、まさか旧校舎の地下へ連れていかれると思っていなかった波音はすぐ様反論する。
「はい、着いたよ。」
「え…、神木探偵事務所…？(ってなんか小さく同好会って書いてある……)」
扉に、手書きの紙がセロハンテープでくっつけてある。
どうやらここは彼が所属する部室らしい…
「なにこれ…こんな部活聞いたことないんですけど……」
「まあーまあーそのままじゃ風邪ひくし中へどーっぞ！」
「へ？ちょっ…おさない、でっ」
半場強引的に中へ押し込まれ、入った先には…
事務所…というより、完全に寝泊まりする場所となっているように見える。
冷蔵庫、ソファに掛けてある毛布…
ある程度の料理が出来る器具も揃っている。
「ここ本当に部室？(どう見ても家と化してるでしょ…)」
「まぁ、ここ俺しか部員いないからね〜基本調べ物したりするのに便利だからここで暮らしてるに近いかな。」
「あ、はいこれ。タオル、そのままじゃ気持ち悪いでしょ？」
「ぇ、あー…どうも。」
タオルを受け取り軽く髪や服を拭きながらかれをちらっと見つめる。
「けどそのままじゃ帰れないよなぁ…。もし良かったらこれ俺のジャージ、高校の頃のなんだけどさ。」
「いや、別にそこまでしてもらわなくて結構…です、から……(チャラチャラしてるのかと思えば意外と律儀？)」
「安心しなって、ちゃんと洗ってるから汚くないよ？」
「え…ぃゃ、その…(そーじゃないし！)」
「あぁ〜もしかして着替える時のこと心配してた？それなら俺終わるまで出てるから、じゃ！終わったら教えてね？」
「へ!?ちょっと…！って…」
(行っちゃった………)
押し付けるように渡されたジャージと彼が出ていってしまった扉を交互に見つめる。
(なんなのよ…！調子狂うな、、、)
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サヤノ - あのぉ、言いにくいのですが、波音さんに言わなければならない事があります、鈴鹿御前さんが石妖という女性妖怪と刃を交えました。 (2019年2月4日 9時) (
レス) id: 41b29e3ed5 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - サヤノさん» ありがとうございます！この恋が叶うのか…それともほかの人魚立ちと同じように悲哀の道に進むのかでお楽しみに！ (2018年7月20日 14時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 波音さんの物語はまさに人魚姫ポジションでしたよ！ (2018年7月20日 9時) (レス) id: 8d2a1aa09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：騎姫 | 作成日時：2018年7月12日 17時
