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優人の自称事務所(同好会の部室)がある旧校舎の中....
さすがにあの屋上で寝かせておくわけにもいかず、仕方なく波音は優人を抱え部室に連れていくことにした
扉を開き、部室の中に置いてあるソファに寝かせる
「まったく、男のくせに案外軽かったわね....」
「これであんたともさよならか....」
部室を見渡せば、そんなに時は経っていないはずなのにとても懐かしく感じる
なんだかんだあって一緒にこの一連の事件を解くことになって...
最初は早くこんな所おさらばしたいと思っていたのに、
優人と接するうちに人間の生活も悪くないかもしれない、
そして、思ってはいけないことを波音はおもってしまった
もしこの事件に終止符が打たれなければ....
このままずっと....一緒に彼と、
なんて、....馬鹿なことを考えてしまっていた
だから彼が危険な目に遭わないようにと思ってやったことでもあったが本当は心のどこかで彼と距離を置かなければと危機感を感じていたのかもしれない
「馬鹿よね、あんなに人間なんかクズの塊くらいにしか思っていなかったのに....」
「でも、これで良かったのよ。記憶さえなければ...あんたが私の想いに気づくことも、これ以上の発展することもない............」
「....けど、もう少しだけ...あんたの戯言を............聞いてたかった........なーんてね...」
「....さよなら、変わり者な人間の探偵さん。」
優人の顔にのった髪を優しく払い、そっと触れるだけのキスを残す...
そして波音は部屋をあとにした
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サヤノ - あのぉ、言いにくいのですが、波音さんに言わなければならない事があります、鈴鹿御前さんが石妖という女性妖怪と刃を交えました。 (2019年2月4日 9時) (レス) id: 41b29e3ed5 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - サヤノさん» ありがとうございます!この恋が叶うのか…それともほかの人魚立ちと同じように悲哀の道に進むのかでお楽しみに! (2018年7月20日 14時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 波音さんの物語はまさに人魚姫ポジションでしたよ! (2018年7月20日 9時) (レス) id: 8d2a1aa09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:騎姫 | 作成日時:2018年7月12日 17時