最終決戦 ページ33
壁を見事に水で破壊し、優人の方をちらりと見る
そして優しく微笑み....
「必ず生きて帰らせる....」
と、小さな声で呟く
そして陰摩羅鬼の気配を探るため紬から貰っていたものをまたポケットから取り出し道案内をしてもらいながらそこへ走って向かう
「ハァハァ...ここね、....っ!」
「出てこい!!!!そこにいるのは分かっているッ!」
ここは屋上....
この事件のきっかけであり、全てが始まった場所........
《...ナ....、デ?》
「!」
後ろを振り向けば....
そこにはずっと探していたもう人間ではなくなってしまった女子大生が禍々しいオーラを放ちながら立っていた
《ナン....デ........っ....!!!》
叫んだ瞬間、禍々しい黒いオーラが波音の身体を勢いよくすり抜けていく
「ッ....まずい、暴走し掛けてる....っ(早いとこ、この女を陰摩羅鬼から引き剥がさなきゃ....っ!!!)」
ポケットからあの札とは別に紬から渡されていた呪符を取り出す
そこには陰陽道が施されており、これを取り憑かれている霊体にかざせば強制的に陰摩羅鬼から分裂させ成仏することが出来る
《ワタシハ....!!!!!!!!!!シニタクナカッタッッッッ!!!!!》
「ぐっ....!!!(す、凄まじい怨念....ッッッッ)」
「なら何故 自 殺 なんてした!」
《チガウッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
「きゃぁぁぁッッッッ....ぁ....ハァハァ....っ」
黒い霧のようなものに飛ばされフェンスに背中を打ち付けてしまう
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サヤノ - あのぉ、言いにくいのですが、波音さんに言わなければならない事があります、鈴鹿御前さんが石妖という女性妖怪と刃を交えました。 (2019年2月4日 9時) (レス) id: 41b29e3ed5 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - サヤノさん» ありがとうございます!この恋が叶うのか…それともほかの人魚立ちと同じように悲哀の道に進むのかでお楽しみに! (2018年7月20日 14時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 波音さんの物語はまさに人魚姫ポジションでしたよ! (2018年7月20日 9時) (レス) id: 8d2a1aa09d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:騎姫 | 作成日時:2018年7月12日 17時