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心の強い人 ページ26

翌日、夜になり人間達がいないのを確認しながら波音は大学の新校舎へ足を踏み入れていた。








「微かだけど感じる....さすが紬お手製の呪符ね。
これがあるおかげで全く感じなかった妖気を感じることが出来る。」






右手に懐中電灯、左には札を持ち、暗い廊下を警戒しながら歩いていれば






「!」




後ろからかすかに足跡が聞こえる....





札を急いでしまい込み、勢いよく後ろを振り向く





そして空いた手で技を発動させ相手に向かって投げようとした瞬間だった





「お、音波ちゃん!?」


「えっ....、!せ、先輩....っ!?」









そこに居たのはここにいるはずのない優人だった









「な、なんでここに....(まいたったわね、忠告しといたのに、なんでこいつが居んのよ!!!!!!!!!)」








「その、たまに夜になにか手がかりがないか回ってて....」







「はぁーーー!!!!!!!!!?!」







「グガァアァァァァァァーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」







「「!?」」






(この声まさかっ....!)





「な、な、なんだよ今の声!?」








(不味いわね....こいつが居たんじゃあいつと闘えない....っくそ!)
「先輩!こっち!!!!!!!!!」



「ぇ、えっ!?」






優人の手を握り急いで元来た道へ戻り、走って行く。







「音波ちゃん!一体どう「いいから走って!まだ死にたくないならね!!!」ぇ、それはどういぅ「グガァアァァァァァァッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」






「くそ!もう来たか!ッッッッ(しまった!下かッ)きゃぁッッッッ」




「音波ちゃッ....あぁぁぁッッッッ」








下から勢い良く現れた陰摩羅鬼によって2階の床はみるみるとヒビが入りそこが抜けてしまう....









対処に遅れた波音と優人は真っ逆さまに落ちる。





「ッ....!」




繋いだままだった手を勢い良く引っ張り波音を抱き寄せ彼女にかかる負担が軽くなるように抱き締め目を瞑る。

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設定タグ:ゲゲゲの鬼太郎 , 6期鬼太郎 , 人魚   
作品ジャンル:恋愛
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サヤノ - あのぉ、言いにくいのですが、波音さんに言わなければならない事があります、鈴鹿御前さんが石妖という女性妖怪と刃を交えました。 (2019年2月4日 9時) (レス) id: 41b29e3ed5 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - サヤノさん» ありがとうございます!この恋が叶うのか…それともほかの人魚立ちと同じように悲哀の道に進むのかでお楽しみに! (2018年7月20日 14時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 波音さんの物語はまさに人魚姫ポジションでしたよ! (2018年7月20日 9時) (レス) id: 8d2a1aa09d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:騎姫 | 作成日時:2018年7月12日 17時

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