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「あんたには悪いけど、やっぱりあたしは選べない。」
「....波音...」
紬から目線を遠くの空へと変える。
「あたしにとってはどっちもあんたなのよ....
だからこそ一番先に気づいてあげられるはずだった....っ........」
『妖人』の力の対処法を探し、見つけることが出来てきっと心のどこかで安堵していた....
『これで助けられる』『もう大丈夫』『心配する必要はない』
そう思い込んでいた
そんな愚かな自分を殴ってやりたい
そのくらい驕りのあった自分に苛立つ
「ごめん....っ」
ギリッと歯を食いしばり後悔した表情を浮かべていた波音は静かに謝る。
だって、今の自分に出来るのはそれくらいしかないから....
そんな波音の心情を察した紬は、力任せに握っていた波音の握り拳をそっと自分の手で優しく包む。
「波音、謝らないでください。」
「…っ」
「私は大丈夫、だって…こんなにも素晴らしい友が隣にいるのですもの。その気持ちがどれだけ私の心の支えか……」
「つむぎ…っ」
「だからそんなにご自分を責めないであげてください。」
「……」
「ふふふ、それに嬉しいこともありますしね？」
「嬉しい…こと？」
「波音にも春が訪れるなんて、私はとても嬉しいわぁ〜」
「ちょ……違うし！って、その話今する?!」
「ふふふ」
「ったく、もぅ……(やっぱり知ってたわね、ﾊｧ-....適わないな。)」
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サヤノ - あのぉ、言いにくいのですが、波音さんに言わなければならない事があります、鈴鹿御前さんが石妖という女性妖怪と刃を交えました。 (2019年2月4日 9時) (
レス) id: 41b29e3ed5 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - サヤノさん» ありがとうございます！この恋が叶うのか…それともほかの人魚立ちと同じように悲哀の道に進むのかでお楽しみに！ (2018年7月20日 14時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 波音さんの物語はまさに人魚姫ポジションでしたよ！ (2018年7月20日 9時) (レス) id: 8d2a1aa09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：騎姫 | 作成日時：2018年7月12日 17時
