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(オカルトに興味はそこまで無いけど…)
(別に信じてないわけじゃないんだよな……)
この年にもなって笑われかもしれないが、優人は昔から霊的ものが見える体質だった。
そのせいか良く霊に追いかけられたり、海に行けば足を取られかけたこともあった。
だが、毎回助かっていたのは…
(これのおかげかな…)
小さな白い巾着に入っていたのはふたつの薄黄色と水色の真珠…
毎回ピンチになるとこれが淡く光り輝き浄化し守ってくれていた。
これは代々神木家に伝わる家宝らしく…
謎に包まれてはいるが、肌身離さず持っているようにと言われているので基本ポケットに入れている。
「そーいや謎といえば…今日はまだ音波ちゃんに会ってないなぁー…あ。やっべ、まだ入部届けも出してなかった！」
(けどあの子、ホント不思議な感じなんだよな…)
彼女、海野音波と初めて出会ったのは新一年生の入学式の日だった
廊下を歩いていればやけに周りがザワついていたから気になってそっちへ行けば彼女がいた。
彼女を初めて見た時、初めてとは思えない感覚に襲われた。
どうしてそう思ったのかは今も謎だが、、、
彼女を知れば知るほど嬉しくていつの間にか惹かれていることを知った。
「聞かないって入ったけど、なんであの子この事件調べてたんだろ…」
(実は身内とか？それとも友達だった？)
考えれば考えるほど彼女は謎が多い…
そう頭で考えあぐねながら次の授業もあるので教室へ戻っていく。
(そーいえば、この辺だったな…新しい犠牲者が…「ｯ…ｯｯｯｯきゃぁｯ!!!!!!?!」！？)
「(この悲鳴…って、)波音ちゃん…！？」
悲鳴のする3階まで急いで掛けて行けば、
2階と3階の間にある踊場で波音は倒れていた。
「音波ちゃん…ｯ…おぃ、しっかりしろ…！ぉぃ!!!」
倒れていた彼女を抱き上げ話しかける。
「…っ」
「音波ちゃんｯ…ぃ、今救急しゃ…!?」
ポケットからスマホを取り出し救急車を呼ぼうとした時、弱々しい手で阻止される。
「ゃ、…て…ｯ…」
「え…」
「やめてっ…！大したこ、となぁ…ｯ……」
そういいかけ、力尽きたのか意識を失い眠ってしまう。
「ぇ、ちょ…！おと、は…ｯちゃん…?!」
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サヤノ - あのぉ、言いにくいのですが、波音さんに言わなければならない事があります、鈴鹿御前さんが石妖という女性妖怪と刃を交えました。 (2019年2月4日 9時) (
レス) id: 41b29e3ed5 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - サヤノさん» ありがとうございます！この恋が叶うのか…それともほかの人魚立ちと同じように悲哀の道に進むのかでお楽しみに！ (2018年7月20日 14時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 波音さんの物語はまさに人魚姫ポジションでしたよ！ (2018年7月20日 9時) (レス) id: 8d2a1aa09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：騎姫 | 作成日時：2018年7月12日 17時
