心の痛み… ページ15
次の日から波音は優人と共に手分けして女子生徒の幽霊の謎を調査し始めた。
「ありがとう、また何か思い出したら悪いんだけどお願いね。それじゃ」
波音は優人の調べで分かっている範囲で、事件現場にいた生徒達にもう一度聞き込みをしていた。
最近起きた事件の現場でその光景を目撃した人にも話を聞いたが、どれも死んだ女子生徒にそっくりだったと皆口を揃えて言っている。
調べた終えてから少し経つので何か新しい情報が得られるのではと思ったが、どうやらハズレのようだ。
優人が調べた内容と大差ない答えばかりだった。
「ん…そろそろ聞き込みも限界か、」
ならば現場へ行ってみよう、そう思いひとつひとつ現場を回って行く。
「ここが最後ね、さっさと終わらせないと昼休み終わちゃう…ハァ-」
この場所は人通りが少ない最上階…の階段前、
「ここで誰かに押されて階段から落ちた……」
「確かここが1番最近突き落とされたっていう…ん?」
手すりや階段を調べるためゆっくり降りていく、
するとそこに茶色っぽい羽根が1枚落ちているのに気がつく。
「これ………どこかでッ…ッッッッきゃぁッ!!!!!!?!」
とこかで見た事のある気がして考えていれば、
後ろから何者かに突き飛ばされバランスを崩し、真っ逆さまに落ちていってしまう…
「…ッく……っ」
気を失う瞬間、見逃してたまるかとうっすらと目を開ければそこには………
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サヤノ - あのぉ、言いにくいのですが、波音さんに言わなければならない事があります、鈴鹿御前さんが石妖という女性妖怪と刃を交えました。 (2019年2月4日 9時) (レス) id: 41b29e3ed5 (このIDを非表示/違反報告)
騎姫(プロフ) - サヤノさん» ありがとうございます!この恋が叶うのか…それともほかの人魚立ちと同じように悲哀の道に進むのかでお楽しみに! (2018年7月20日 14時) (レス) id: ff6ff3fb72 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - 波音さんの物語はまさに人魚姫ポジションでしたよ! (2018年7月20日 9時) (レス) id: 8d2a1aa09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:騎姫 | 作成日時:2018年7月12日 17時