ウルドのマネちゃん

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yamato side

"バタン"



体育館中に大きい音が響き渡った。



俺のいる位置から後ろでその音がして何事かと思って振り返ってみると



Aが倒れていた。



他のスタッフに連絡しに行く人、Aの側へ駆け寄る人



一瞬にして慌ただしくなった。




小川「A！大丈夫か、ちょっと触るよ」


高梨「トモ！医務室空いてるからそこのベッドで休ませよう」


近「トモゆっくりでいいから連れて行ってあげて」



俺と健太は何も出来ずにその場に立っているだけ。



山田「今日の練習一旦中断でー！！」


傳田「再開するまで自主練か休憩でお願いしますー」


椿山「とりあえず、残ってるボール拾っちゃおうか」



テキパキ動く先輩のもと俺らも動こうとすると



小川「やまと、お前ちょっとこっち来て手伝え」


トモさんから指名されたので運ぶのを手伝うことに


小川「やまとしゃがんで、A背中に乗っけるから」


中野「わかりました」


しゃがむとトモさんがAを抱え俺の背中に乗せる


先輩方みたいにテキパキと動けなかった自分がすごく悔しい


トモさんに呼ばれるまで動けない自分に腹が立った。


医務室までAを運びゆっくりとベッドに降ろす


中野「A熱はなさそうっすね」


小川「俺もそれは思った。けどいつもより白いし具合悪そうだよな」


中野「健太がマスク何でしてるか聞いてたときに気づけばよかったやんな、」


小川「まぁ、そろそろ目覚ますんじゃね？そんとき聞こうぜ」

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