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「優ちゃ・・・」
「死ね吸血・・・」
「え・・・ミカエラくん・・・？」
何と金髪の吸血鬼はミカエラくんだった。
「運命の再会だねー。涙が出そう。で、どうするんです？多分優ちゃんやAちゃんは人間どもに利用されてますよ？」
「当然救う」
「醜い人間どもの手から？」
「ああ」
「でも彼も人間ですよ。一人は今だけ人間ですが、あ、そうだ。じゃあクルルが君にしたように僕が優ちゃんを吸血鬼にしてあげま・・・「優ちゃんやAに手を出したら、殺すぞお前」冗談ですよ。珍しく熱くなっちゃって、やっぱり優ちゃんやAちゃん？」
「だったら何だ？」
「ふふ。じゃ手を貸してあげましょうか。他の人間は僕が止めてあげるから、君は君の大切なお姫様達を奪ってきなさいよ」
「・・・」
「あなた、ミカエラくん？なの？」
「そうなのか！？ミカ！」
「・・・」
「ミカエラくんなのね？よかった。よかった。」
Aはミカエラの近くまで行き、抱きついた。ポロポロと涙を流しながら。
まるで恋人同士が熱い抱擁を交わすかのように。
「うわー。何あのかわいい態度、ミカくんがこだわるわけだなぁ」
いいなー。など、この戦場には似つかわしくない言葉を発するフェリド。
「ミカエラくん。ミカエラくん。」
「うん。僕だよ。姉さん。」
ミカエラがAの肩を掴み、引き剥がす。
「綺麗になったね。姉さん。」
「あら、お世辞ありがと」
そうこうしている間にフェリドは剣を抜き、人間を皆殺しにすると言い放つ。
そして、後ろにはクローリーが。
貴族が増え、戦況は明らかに不利になったのだ。
「仕方ねぇ、新宿は捨てる。総員、離脱態勢！」
「待ってくれ、向こうにミカが、Aだっているんだぞ！？」
「じゃあここで皆殺しにされりゃいいってのか？」
「優さん、いまは・・・」
撤退しようとしたらフェリドが立ちはだかる。
「逃がさないよーん」
優はフェリドに剣を向け、切りかかるが、避けられる。
グレンも応戦したが、蹴り飛ばされた。
「グレン！！」
フェリドは優一郎の肩に手を置き、血を吸おうとしたが、ミカに腕を切り落とされた。
「そんなに怒るなよー」
ミカはまだAを抱き寄せている。
そして、優一郎の前に立ち、
「優ちゃん、A姉さん。全部捨てて僕と逃げよう！！」
「へ？いや、逃げるって」
「いいから！」
Aは横抱きにし、優一郎は俵担ぎのようにして、遠くへ行こうとした。
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Rico(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2019年10月29日 23時) (
レス) id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです！続きが気になります。応援してます！！ (2019年10月29日 22時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
Rico(プロフ) - 夏季さん» 申し訳ないのですが、毎日はちょっと・・・。ネタとかも考えたりするのできついですかね。今のところはどんな感じにしていくかを構成を練っている途中なので・・・ (2018年12月31日 21時) (レス) id: 3a6a1a4cba (このIDを非表示/違反報告)
夏季 - 毎日更新お願いします。どちらの小説の更新頑張って下さい (2018年12月31日 20時) (レス) id: 91cbce1967 (このIDを非表示/違反報告)
夏季 - リクエストした小説の更新お願いします。続きが楽しみなので沢山更新して下さい (2018年12月31日 9時) (レス) id: 91cbce1967 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rico | 作者ホームページ：http://uranai /tennnenn chanto tun kunn
作成日時：2018年12月24日 20時
